金澤翔子 ダウン症の天才書家!美術館や作品は?
『ダウン症』という病名をテレビで聴いたことがあると思います。
ただ、どんな病気か知っている人は少ないのではないでしょうか?
簡単に説明すると、ダウン症とは、21番染色体が1本多い先天性の遺伝子疾患で、特徴的な顔つき・筋力の発達の遅れ・言語の発達の遅れ・合併症などの症状が出ます。
芸能人でも、松野明美さんや奥山佳恵さんが、子供がダウン症であることを公表していますが、日本で一番有名なダウン症の人と言えば、金澤翔子さんでしょう。
金澤翔子さんは、ダウン症をハンディとはせず、天才書道家として活躍中です。
そんな金澤翔子さんの素顔に迫ります。
金澤翔子ってどんな人?
金澤翔子さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 金澤翔子(かなざわしょうこ)
【生年月日】 1985年6月12日
【出身地】 東京都目黒区
【趣味・特技】 書道
【高校】 特別支援学校卒業
【職業】 書家
ダウン症の書家 金澤翔子 ~親子の絆~
母・金澤泰子さんは、42歳の時に、高齢出産で金澤翔子を授かりましたが、生まれてすぐにダウン症であることが分かります。
それまで順風満帆な人生を過ごしてきた泰子さんはショックで、娘と一緒に命を断とうと考えることもありましたが、結局、それはできませんでした。
そして、引きこもり生活となり、書家であった母親に教えられて、金澤泰子さんは5歳で書道を始めたのです。
幸い、小学校の普通学級に入学できた金澤翔子さんですが、小学4年生になると、担任の先生から、身障者学級のある学校に転校するように告げられます。
この状況に苦悩した母・泰子さんは、金澤翔子さんの忍耐力を養うために、272文字から成る般若心経を毎日書かせ、金澤翔子さんは泣きながらも見事に達成しました。
そうして成長していった金澤翔子さんですが、14歳の時に52歳の父親が心臓発作により目の前で亡くなり、それから1年もしない内に世話をしてくれていた泰子さんの7歳年下の妹が癌で亡くなり、高校卒業後に働くはずだった作業所で働けなくなるという不運が続きます。
そんな時、母・泰子さんは、娘の字の上手さを褒めて、「二十歳になったら個展を開こう」と言っていた夫のことを思い出し、さらに、自分の死後に施設に入ることになる娘のために何か残そうと考え、個展を開いたのです。
一度限りの個展の予定でしたが、大盛況となり、この個展がきっかけで、金澤翔子さんはダウン症の天才書家として有名になりました。
金澤翔子の書道作品
金澤翔子さん書道作品は、見た目からは想像できない力強い筆跡です。
過去には、作品が建長寺に奉納されたことがあります。
ダウン症の書家 金澤翔子 ~進化の軌跡~
翔子の書 ダウン症の書家、金澤翔子最新作品集
金澤翔子美術館
金澤翔子さんが館長を務めている金澤翔子美術館の情報は、次のとおりです。
名称 | 金澤翔子美術館 |
---|---|
住所 | 福島県いわき市遠野町根岸字横道71番地 |
電話 | 0246-89-2766 |
開館時間 | 10:00~16:00 ※入館は15時30分まで |
休館日 | 【個人】 800円 【団体】 一人につき600円 ※小学生未満の方は無料 ※障がい者の方は400円(障がい者手帳の提示が必要) ※団体は20名以上 |
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