使い捨てカイロの捨て方・再利用
冬に重宝する使い捨てカイロですが、使用済みカイロの捨て方に困った方もいるのではないでしょうか?
使い捨てカイロを普通に「可燃ゴミ」として捨てている人も多いはず。
しかし、それは間違っているかもしれません。
正しい「使い捨てカイロの捨て方」と「再利用の方法」について説明するので、ぜひ、参考にしてください。
使い捨てカイロの材料と暖かくなる仕組み
使い捨てカイロの材料は、主に、「鉄粉、水、活性炭、塩類、バーミキュライト、木粉、不織布、空気を通さない外装」です。
使い捨てカイロを振るとサラサラしていますが、実は水分が含まれています。
ヒル石から作ったバーミキュライトが保水剤として水分を蓄えており、外装を破って空気と触れることで、食塩水が鉄粉と酸素の化学反応を促して発熱するのです。
仕組みとしては、鉄が酸化鉄になる際の化学反応の熱を利用しています。
この使い捨てカイロですが、実は、日本メーカーが開発した商品です。
使い捨てカイロの捨て方
使い捨てカイロの材料に鉄粉が含まれていることから、「可燃ごみ」か「不燃ごみ」か迷うと思います。
結論を言うと、「使い捨てカイロの捨て方は、各市区町村によって異なる」のです。
したがって、調べずに使い捨てカイロを可燃ごみとして捨てている方は、違反している可能性があります。
改めて、各地方自治体で配られている「ゴミの分別の小冊子」やネットで「お住まいの地域 使い捨てカイロ」と検索し、正しい使い捨てカイロの捨て方をお調べください。
使い捨てカイロの再利用
使い捨てカイロの持続時間は、メーカーにもよりますが、12時間前後です。
半日経ったら、その名の通り、ゴミとして捨てる存在となります。
しかし、使用済みカイロは、次のように再利用可能です。
使い捨てカイロには活性炭が含まれているため、消臭剤として再利用できます。靴やブーツが臭くてお悩みの方は、袋のまま靴やブーツに入れると、消臭と除湿ができるのでお勧めです。その他、下駄箱やクローゼット、トイレなど、臭いが気になる場所にも使えます。
使い捨てカイロに含まれている鉄粉、活性炭、バーミキュライトには、水分を吸収する性質があるので、除湿剤として再利用できます。袋のまま、下駄箱やクローゼット、押し入れなどに入れてご使用ください。冬に使い終えたカイロをそのまま下駄箱等に入れておけば、梅雨時や夏場でも確保に困りません。
使い捨てカイロに含まれているバーミキュライは、元々、土壌改良のために作られた人工の土です。したがって、土に撒くと、保水性・保肥性・断熱性などが得られ、植物が良く成長します。ただし、使い捨てカイロには塩分が含まれているため、そのまま使うことはできません。コーヒーフィルターやキッチンペーパーを使ってろ過してから、塩分が抜けた使い捨てカイロの中身を土に撒きましょう。
捨てる前に、ぜひ、上記で説明した使い捨てカイロの再利用をお試しください。
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