ハンドドライヤーは衛生面で問題!菌が手に付いて不潔になる
ハンドドライヤーとは、別名・エアータオルとも呼ばれ、洗って濡れている手を風で乾かす機械です。
主に、ビルやホテル、飲食店などのトイレに設置されており、ほとんどの人が一度は利用したことがあるでしょう。
多くの人が利用するトイレに設置することで、トイレの水道回りが水で濡れることを極力防ぎ、また、ペーパータオルの金銭的負担カットやエコにつながることも、普及を早めました。
しかし、調査の結果、ハンドドライヤーを使うことで、折角洗った手に菌が付いて不潔になることが判明しています。
なぜ、ハンドドライヤーを使うと衛生面で問題なのか?
個人的には、「手を擦っている途中でハンドドライヤーに触れて汚い」「差し込むタイプのハンドドライヤーで、下に溜まっている水が飛びそうで不衛生」と思ったことがあります。
しかし、調査で分かったハンドドライヤーの衛生面の問題は、もっと深刻でした。
米コネティカット大学の研究者チームが、大学内にある36ヶ所のトイレで調査したところ、トイレ内の空気よりハンドドライヤーから噴き出る空気の方が、遥かに菌が多いという結果にたどり着いたのです。
かなり前に、日本でも同様の調査が行われ、同じくハンドドライヤーの汚染の高さが確認されているので、この結果は間違いないでしょう。
排便には多くの菌が含まれていますが、排便を水で流す過程で空気中にいくらかの菌が飛散し、その空気をハンドドライヤーが吸い込んで吹き出すことにより、手に菌が付着します。
さらに、ハンドドライヤーを使用した多くの人が、その手で他の物に触れることで、建物全体に菌が拡散するのです。
目には見えませんが、衛生面で問題なのは言うまでもなく、中には有害な菌も含まれているため、危険であることも間違いありません。
トイレで手を洗った後の対処法
紫外線で殺菌するタイプのハンドドライヤーもありますが、絶えず菌が含まれる風を吹き付けるので、ほとんど無意味です。
また、HEPA(高効率微粒子除去)フィルター付きのハンドドライヤーで調査しても、約75%の菌を防げただけで、残り約25%の菌は吐き出されていました。
この原因は、しっかりとHEPAフィルターが機能していないか、ハンドドライヤーが除菌した空気を吹き出す際に、周りの汚染された空気を巻き込んでいるからと考えられています。
どちらにせよ、ハンドドライヤーを使う時点で、折角キレイに洗った手が汚くなるのです。
したがって、衛生面を考えるなら、ハンドドライヤーを使うのはやめた方が良いでしょう。
ハンカチやペーパータオルのご使用をオススメします。
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