アリッサ・カーソン NASA公認・火星宇宙飛行士候補のプロフィール
火星は、太陽系の中で一番地球に近い環境ということで、世界一の宇宙研究機関であるNASA（アメリカ航空宇宙局）が力を入れて研究しています。
2017年には、「2033年までに火星に人類を送る」法案にトランプ大統領が署名し、NASAに総額195億ドルが投じられました。
アメリカは、本気で火星移住計画を推進しているのです。
当然、この火星移住計画に参加できる宇宙飛行士候補は、心身共に健康で、高い学力と知識を要求されることは言うまでもなく、候補者になるだけでも簡単ではありません。
しかし、アリッサ・カーソン（Alyssa Carson）さんは、17歳の女子高生にもかかわらず、他のエリートと並び、火星宇宙飛行士候補になったのです。
NASAが認める天才少女であるアリッサ・カーソンさんの素顔に迫ります。
アリッサ・カーソンってどんな人?
アリッサ・カーソンさんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 アリッサ・カーソン（Alyssa Carson）
【生年月日】 2001年3月10日
【出身地】 アメリカ合衆国ルイジアナ州ハモンド
【職業】 女子高生（2019年3月時点）、宇宙飛行士候補
アリッサ・カーソンさんは、3歳頃に、火星を取り扱ったカナダのアニメ番組を観て、赤い惑星に興味を持ちました。
そして、テレビで火星探査車『ローバー』が撮影した映像を観たり、部屋に巨大な火星の地図を貼って、火星への思いを募らせたのです。
「宇宙飛行士になって火星に行きたい」と言う娘を見て、父親が、7歳のアリッサ・カーソンさんをアラバマ州にある『NASAスペース・キャンプ』に参加させると、さらに宇宙に興味を持ち、結局、18回も通いました。
9歳の時には、NASAの女性宇宙飛行士サンドラ・マグナスさんの「9歳頃に宇宙に行くことを決意した」というコメントを聞き、自分も宇宙飛行士になることを目標にします。
その熱意は凄く、『アドヴァンスド・スペース・アカデミー』を最年少で卒業すると、12歳でアメリカ、カナダ、トルコにある『NASAスペース・キャンプ』3校を史上初めて終了しました。
また、アメリカにある14ヶ所すべての『NASA・ビジター・センター』を踏破し、マーズワン計画の大使7人の内のひとりに選出されています。
本来、18歳以下は宇宙飛行士の候補になりませんが、高校生・大学生向けの宇宙飛行士プログラム『Advanced Possum Academy』を卒業していることと、今までの実績を認められ、アリッサ・カーソンさんは17歳で火星へ行く宇宙飛行士候補になりました。
アリッサ・カーソンさんは、まさにスーパー女子高生なのです。
アリッサ・カーソンは火星に行けるか?
アリッサ・カーソンさんは、NASAの火星宇宙飛行士候補になり、火星に行くためにNASAで日々トレーニングに励んでいます。
「英語、フランス語、中国語、スペイン語の習得」「ロケットの免許取得」など、努力を怠らず、高校卒業後は宇宙生物学を学べる大学への進学を考えているそうです。
2033年発射だと、アリッサ・カーソンさんが32歳で火星に向けて出発し、火星で約3年間過ごして、36歳頃に帰還することになるでしょう。
アリッサ・カーソンさんは、「たとえ火星への旅が片道切符だとしても構わず行きたい」と語っています。
しかし、他の候補者も出現するでしょうから、火星に行く宇宙飛行士に残るのはかなり厳しいはずです。
それでも、マーズワン計画のひとりですし、SpaceX社もアリッサ・カーソンさんを宇宙飛行士にすることを検討しているので、NASAの2033年火星移住計画よりも早く、夢が実現するかもしれません。
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