村主章枝 引退時期を逃して借金生活！しくじり先生
2018年1月28日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな！！ 2時間スペシャル』の先生は、元フィギュアスケート選手・村主章枝さんです。
昔のフィギュアスケートは、伊藤みどりさん、佐野稔さん、渡部絵美さんといった世界レベルで戦える選手が出ると注目されていましたが、それに続く有望選手が出なかったため、一過性の人気でした。
しかし、現在は、次から次へと若手有望選手が現れて結果を残すので、日本では観戦するウインタースポーツとして定着しています。
冬になると、フィギュアスケートの試合が、よくテレビで放送されていますよね。
村主章枝さんは、そのフィギュアスケート人気を起こした立役者のひとりですが、引退時期を誤ったため、無収入となり、家族のお金を活動費につぎ込む借金生活をしていたのです。
そんなしくじりを犯した村主章枝さんの素顔に迫ります。
村主章枝ってどんな人?
村主章枝さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 村主章枝（すぐりふみえ）
【生年月日】 1980年12月31日
【出身地】 千葉県千葉市
【血液型】 AB型
【身長】 157cm
【体重】 44kg
【特技】 アイススケート
【中学・高校】 清泉女学院中学校・高等学校卒業
【最終学歴】 早稲田大学教育学部卒業
【職業】 フィギュアスケートの振付師
村主章枝さんは、JAL国際線パイロットである父親とCAである母親の間に生まれたため、3歳から5歳まで、アメリカのアラスカ州アンカレッジで過ごすことになりました。
そこは、ウインタースポーツが盛んな場所であり、村主章枝さんは妹の村主千香さんと共に、スケートなどのウインタースポーツを楽しんだのです。
そして、6歳の時に日本に帰国すると、母親が「体で覚えたことは忘れない」と考え、村主章枝さんと千香さんにフィギュアスケートを始めさせます。
すると、村主章枝さんのフィギュアスケートの才能が開花し、2002年のソルトレイクシティオリンピック5位、2006年のトリノオリンピック4位、世界選手権9回出場、四大陸選手権優勝3回、全日本選手権優勝5回など、数々の輝かしい実績を残しました。
表現力豊かなことから、「氷上のアクトレス（女優）」と呼ばれる実力者です。
しかし、一学年下の荒川静香さんには、常に先を行かれていて、辛い思いもしています。
そんなライバル関係もあってか、二人は会話すらしない犬猿の仲として有名です。
村主章枝さんは、こうしたフィギュアスケート人生を送り、2014年11月13日に引退と振付師への転向を表明しました。
また、フジテレビ系列『アウトデラックス』では、バイセクシャルであることをカミングアウトしてます。
村主章枝 「現役続行後の極貧生活」と「引退しなかった理由」を告白
フィギュアスケートは若い人のスポーツであり、たいていの選手は10代・20代前半に活躍し、20代半ばには引退します。
村主章枝さんもその流れに乗るのであれば、トリノオリンピック後に引退していたはずですが、彼女は、3度目のオリンピックを目指して、その後も現役を続けました。
トリノオリンピックで4位になり、あと一歩のところでメダルを逃したことで、自分に足りなかったものをオリンピックの場で見つけようとしたのです。
また、公益財団法人日本スケート連盟の橋本聖子会長に、「滑り続けるという生き方もあると後輩に見せてほしい」と言われたことも、現役を続けた理由のひとつとです。
しかし、体力が落ち、スポンサー離れで収入はなくなり、フィギュアスケートを続けることが困難な状況になります。
そして、父親の退職金、母親の貯金を使って活動を続けました。
家族に迷惑を掛けてまでこだわったオリンピックでしたが、バンクーバー、ソチの出場権を逃し、次の平昌を37歳で迎えることを考えると体力的にも精神的にも限界を感じ、33歳で引退を表明したのです。
これは表向きの引退理由で、尊敬する振付師であるローリー・ニコルさんに振り付けの手伝いをお願いされ、妹に「有終の美で終われる選手は少ない」と言われたことが、本当の引退理由です。
引退後は振付師となり、テレビ番組で「地方巡業をしながらホテルを点々とする極貧生活ぶり」が放送され、視聴者から心配されたことがあります。
ただ、本人によると、「スケートの仕事もあり、普通に生活できている」ということで、今は充実した生活をしているようです。
現在は、カナダで振付師として頑張っています。
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