世界の超S級危険生物4!千葉県トラ脱走事件、イノシシに占拠された島
2017年3月5日放送の「世界の超S級危険生物4」で、日本で実際に起きた「千葉県トラ脱走事件」と「イノシシに占拠された的山大島」が特集されました。
安全と思われている日本でも、このような危険生物による事件が起きており、いつ自分が巻き込まれてもおかしくないのです。
興味深い、この2つの事件の詳細について調べてみます。
千葉県トラ脱走事件
昔は特別な許可なく、危険生物を飼うことができました。
そのため、千葉県君津市にある真言宗智山派の寺院「神野寺(じんやじ)」は、動物好きな住職が併設された動物園でトラやクマなどの猛獣を飼い、参拝者を楽しませていました。
しかし、1979年(昭和54年)8月2日夜に、檻の鍵が外れて12頭いるトラの内、3頭が脱走したことが発覚。
8月3日未明に警察に通報し、その後、1頭は檻に戻りました。
逃げたのはオス・メス1頭ずつで、1歳の小トラと言えども体重100kg、体長1.5mの巨体です。
しかも、トラが脱走した時には、高校生が研修でお寺に宿泊しており、ちょっと違えば大惨事になっていたでしょう。
幸い、トラは遠くに逃げましたが、茂みが深く麻酔で眠らせてからの捕獲では危険と判断し、仕留めることを決めます。
そして、8月4日に猟友会メンバーがトラを発見して仕留めますが、動物愛護団体から非難され、猟友会員の家にまで抗議の電話が掛かってきて鳴りやまない状態になりました。
あまりの抗議の強さに生け捕りを検討していると、8月28日朝に飼い犬が襲われ、これがきっかけでもう1頭も仕留めることに。
8月28日午後0時20分頃、警察官が2頭目を仕留め、安全が確保されました。
その後、神野寺は動物を飼うことを止め、また、全国的に猛獣を簡単に飼えなくなりました。
イノシシに占拠された的山大島
長崎県平戸市沖に浮かぶ離島「的山大島(あづちおおしま)」は、イノシシが海を泳いで渡り、島民を困らせています。
農作物を荒らされる被害の他、今までいなかったイノシシに注意しながら生活しなければならないのです。
よゐこ濱口優さんと岡井千聖さんが、イノシシの捕獲に密着しました。
ただし、繁殖してしまっているならそう簡単にはいなくならず、島民の悩みは尽きません。
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