刀鍛冶・吉原義人のプロフィール!日本刀の値段は?
2021年5月11日放送のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、最高峰の刀鍛冶・吉原義人(よしわらよしんど)さんです。
昔は武器として作られていた日本刀ですが、使われなくなった現在でも芸術品として作り続けられており、その芸術性は国内外で高く評価されています。
この日本刀を作っているのが刀鍛冶で、日本には現在、約300人の刀鍛冶がいますが、吉原義人さんはそのトップに君臨している凄い人です。
そのため、2017年4月16日放送回のTBS系列『情熱大陸』でも特集されました。
刀匠・吉原義人さんの素顔に迫ります。
吉原義人ってどんな人?
吉原義人さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 吉原義人(よしわらよしんど)
【生年月日】 1943年2月21日
【出身地】 東京都葛飾区
【高校】 ※非公表
【職業】 刀鍛冶、『日本刀鍛錬道場』の代表
吉原義人さんの祖父・吉原国家さんは、月島に鍛冶場を構えると、包丁やハサミなどを作り始めました。
すると、その刃物が高く評価され、刀鍛冶屋になります。
その後、大正時代に津波で鍛錬所が大きな被害を受けて月島から葛飾に移転すると、吉原義人さんの父も刀鍛冶の仕事を始めました。
しかし、終戦後にアメリカに日本刀を作ることを禁止されたため、祖父は鉄工所を経営して包丁などを作り、父親は転職せざるを得なくなってしまいます。
このような刃物を作る一家で生まれ育った吉原義人さんは、幼い頃から祖父の仕事を手伝い、見よう見まねで刃物を作っていました。
その流れで、高校を卒業して刃物鍛冶になり、主にバールや釘抜きを作っていた吉原義人さんですが、サンフランシスコ講和条約が締結されて再び日本刀を作れるようになり、祖父が刀鍛冶屋に戻って、弟の荘二さんが『新作名刀展』で努力賞を受賞したことに影響を受けます。
こうして吉原義人さんも刀鍛冶屋になると、わずか5年で刀匠の資格を取得し、『新作名刀展』に初出品した日本刀が努力賞と新人賞を受賞、さらに10年連続で特賞を受賞しました。
「最高峰の刀鍛冶」と評判の吉原義人さんですが、今では葛飾の他、茨城やシアトル、サンフランシスコにも工房を持ち、後進の育成にも力を入れています。
ただし、生涯現役です。
刀鍛冶・吉原義人の実績
刀鍛冶・吉原義人さんの実績は、次のとおりです。
- 日本美術刀剣保存協会の『新作名刀展』において高松宮賞などの賞を何度も受賞
- 鑑査なしで展覧会へ出品できる無鑑査に認定される
- 東京都指定無形文化財保持者に認定される
- メトロポリタン美術館、ボストン美術館に短刀が買い上げられる
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