奥泉和也の経歴!加茂水族館の場所・料金・イベントは?
2019年7月14日放送のTBS系列『情熱大陸』は、鶴岡市立加茂水族館の館長・奥泉和也(おくいずみかずや)さんです。
幻想的な空間を演出でき、人気も高いため、クラゲを展示する水族館が増えてきました。
ただ、「世界一のクラゲ水族館」が日本にあることを知っている人は少ないでしょう。
山形県にある鶴岡市立加茂水族館は、現在、60~70種のクラゲを飼育しており、「クラゲの展示種類数」でギネス記録に登録されているのです。
しかし、世界一になるまでにはさまざまな苦労と偶然がありました。
奥泉和也さんの経歴と鶴岡市立加茂水族館に迫ります。
奥泉和也ってどんな人?
奥泉和也さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 奥泉和也(おくいずみかずや)
【生年月日】 1964年
【出身地】 山形県鶴岡市
【趣味】 釣り
【特技】 クラゲの飼育
【高校】 山形県内の高校を卒業
【職業】 『鶴岡市立加茂水族館』の館長
山形県盛岡市で生まれ育った奥泉和也さんは、幼い頃から海と釣りが大好きでした。
そのため、高校卒業後は大学には進学せず、鶴岡市立加茂水族館に就職してアシカの飼育員になります。
鶴岡市立加茂水族館の歴史は古く、1930年にオープンした山形県水族館が戦争で閉館された後、1956年に鶴岡市立加茂水族館として再開館されました。
最初は順調に入館者が増えていきましたが、1971年に民間の会社に売却しようとしたことで傾き始め、その民間の会社が倒産し、翌年に東京の会社が経営に乗り出すも、入館者は激減し続けたのです。
さらに、近隣に大型水族館ができたことで、さらに経営難に陥ります。
「ラッコの飼育」「東南アジアの魚、古代魚、アフリカの魚などの展示」をしても全く入館者は増えず、1997年には入館者が年間9万人まで落ち込み、廃館の危機に陥りました。
しかし、1997年、特別展「サンゴとサンゴ礁に住む魚たち」の準備をしていた際に、偶然、3mmほどのサカサクラゲの赤ちゃんを見つけます。
飼育して成長したサカサクラゲを見た当時の館長・村上龍男さんと副館長・奥泉和也さんは、鶴岡市立加茂水族館の運命をクラゲに託すことにしたのです。
クラゲの飼育方法や繁殖方法が分からない中、奥泉和也さんが試行錯誤して飼育と繁殖に成功し、クラゲの展示が口コミで評判となると、入館者もどんどん増えて鶴岡市立加茂水族館は復活を遂げました。
2008年にはクラゲの繁殖実績を理由に古賀賞を受賞し、2012年には「クラゲの展示種類数」でギネス記録に登録されています。
ちなみに、2008年にノーベル化学賞を受賞した下村修さんは、クラゲつながりで受賞後から鶴岡市立加茂水族館と交流するようになり、2010年4月には一日館長を務めました。
『鶴岡市立加茂水族館』の場所・料金・開館時間・休館日・イベント
奥泉和也さんが館長を務める『鶴岡市立加茂水族館』の詳細情報は、次のとおりです。
水族館名 | 鶴岡市立加茂水族館 |
---|---|
住所 | 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1 |
電話 | 0235-33-3036 |
営業時間 | 【通常】 9:00~17:00 【夏休み】 9:00~17:30 ※最終入館は閉館30分前まで |
休館日 | 年中無休 |
料金・入館料 | 【一般・個人】 1,000円 【小中学生・個人】 500円 【幼児】 無料 |
年間パスポート | 【一般】 2,500円 【小中学生】 1,250円 |
『鶴岡市立加茂水族館』では、クラゲや魚の水槽の前で宿泊する『お泊まり水族館』や水族館の裏側を見学できる『バックヤードツアー』、クラゲと音楽のコラボを楽しめる『音楽の夕べ』といったイベントを適宜開催しています。
イベントの開催期間と人数は限られているため、参加を希望の方は、『鶴岡市立加茂水族館』のウェブサイトをこまめにチェックしましょう。
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