加藤庸子 脳神経外科医の勤務先病院・結婚・プロフィール
2019年1月20日放送のTBS系列『情熱大陸』は、脳神経外科医の加藤庸子さんです。
2018年は、大学医学部の女子受験生・浪人受験生に対する差別入試が問題になりましたが、テレビに出演する外科医のほとんどが男性であり、外からでも男性社会であることが分かります。
しかし、日本の外科界には、米倉涼子さん主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』ばりに活躍する女医がいるのです。
その一人が、世界屈指の脳神経外科医である加藤庸子さんで、脳卒中を未然に防ぐ「クリッピング術」により、多くの患者を救っています。
加藤庸子さんのクリッピング術を学ぶために、国内外の多くの脳神経外科医が講演に足を運んでおり、毎年20回以上海外で指導していることから、「脳外科のゴッドマザー」と呼ばれる存在になりました。
医療技術の高さに加え、女性医師が働きやすい職場環境を実現している加藤庸子さんの素顔に迫ります。
加藤庸子ってどんな人?
加藤庸子さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 加藤庸子(かとうようこ)
【生年月日】 1952年
【出身地】 愛知県名古屋市
【高校】 ※非公表
【最終学歴】 愛知医科大学医学部卒業、中華人民共和国蘇州医学院付属第一病院脳神経外科留学、藤田学園保健衛生大学 大学院医学研究科 医学博士取得、オーストリアのグラーツ大学留学
【勤務先病院】 藤田医科大学 ばんたね病院
加藤庸子さんは、愛知県の高校を卒業後、愛知医科大学医学部に進学して医学を学びましたが、父親が外科医だったことと、脳外科の教授に誘われたことで、脳外科の道に進むことを決めました。
大学卒業後は、名古屋保健衛生大学同神経外科で研修医として医師人生をスタートさせると、日本の病院での勤務と中国・オーストラリアへの留学、藤田学園保健衛生大学での医学博士取得で、脳神経外科医として必要な医療技術と知識を身に付けていきます。
そして、くも膜下出血を未然に防ぐ「クリッピング術」のプロフェッショナルになりました。
「くも膜下出血」とは、動脈にできたこぶ(動脈瘤)が突然破れて、さまざまな障害や最悪亡くなることもある病気です。
「クリッピング術」は、この動脈瘤を160種類以上のクリップで留めて、動脈瘤が破れることを未然に防ぐ手術です。
加藤庸子さんは、2000例以上のクリッピング術を成功させ、世界的権威にまで上り詰めると、今ではその医療技術を多くの脳神経外科医に指導しています。
さらに、「脳神経外科で日本初となる女性教授」「60歳を超えても週3回以上手術」「藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院の院長補佐に就任」など、その活躍は並みの男性医師以上です。
また、女性医師が働きやすい職場環境も整えました。
加藤庸子さんは、30歳前に結婚を考えましたが、仕事を優先して婚期を逃し、結婚していません。
自分の経験と外科で働く女医の結婚率が低いことに注目し、女医が結婚・育児しても仕事を続けられるように、「藤田保健衛生大学に週40時間労働のフレックスタイムを導入」「日本脳神経外科女医会を発足」などをしています。
まさに、加藤庸子さんは、日本を代表する女医なのです。
『藤田医科大学 ばんたね病院』の住所・電話番号・診療科
加藤庸子さんは、『情熱大陸』放送時の2019年1月時点で、愛知県名古屋市中川区にある『藤田医科大学 ばんたね病院』に勤務しています。
『藤田医科大学ばんたね病院』の詳細情報は、次のとおりです。
病院名 | 藤田医科大学 ばんたね病院 |
---|---|
住所 | 愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目6番10号 |
電話 | 052-321-8171 |
診療科 | 呼吸器内科、消化器内科、内分泌・代謝内科、循環器内科、神経内科、腎臓内科、小児科、外科・小児外科、整形外科、泌尿器科、麻酔科、総合アレルギー科、形成外科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、産婦人科、リハビリテーション科、放射線科、総合健診科 |
加藤庸子さんは、院長補佐ですが、現在でも、週3回以上の手術をしています。
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