伊藤圭 三俣山荘・水晶小屋の主人!宿泊情報と事故詳細
2018年8月5日放送のTBS系列『情熱大陸』は、『三俣山荘』と『水晶小屋』の主人・伊藤圭さんです。
「山ガール」という言葉が生まれるくらい、日本では登山ブームが起こりましたが、伊藤圭さんが経営する山小屋は、そういった初心者が登る山ではなく、本格的な登山家が登る山にあります。
標高2550mで、電気、ガス、水道は当然ありません。
こんな険しく危険な場所に、妻と2人の子供と一緒に住み、山小屋に登山客を迎え入れているのです。
伊藤圭ってどんな人?
伊藤圭さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 伊藤圭(いとうけい)
【生年月日】 1977年
【出身地】 東京都
【職業】 山小屋経営
伊藤圭さんの父親は、山岳文学を得意とする『黒部の山賊』の著者・伊藤正一さんです。
山が好きな伊藤正一さんは、昭和22年に三俣山荘、水晶小屋を2万円で買い取って山小屋経営を始め、その後、雲ノ平山荘、湯俣小屋も始めます。
伊藤圭さんは、1歳の時から父親に連れられて山小屋まで登山するようになりましたが、高校卒業を機に山登りをやめ、バンド活動などに熱意を注ぎました。
しかし、2002年に敦子さんと結婚すると、高齢の父親に代わり、夫婦で山小屋経営を引き継いだのです。
まず最初に、4つの山小屋の内、唯一、改装が行われていない水晶小屋の立て直しを決意し、準備を進めます。
そして、その下見でヘリを使って水晶小屋へ行ったのですが、その帰りにヘリが墜落事故を起こしてしまいました。
乗客は、伊藤圭さん、奥さんの敦子さん、パイロット等、長野県の建設請負業者で、ヘリに乗っていた10人の内、パイロットを含む2人が亡くなり、後の8人は重軽傷を負うことに。
伊藤圭さんは鎖骨を骨折し、敦子さんは顔に傷を負いました。
墜落事故の原因は、パイロットの山岳飛行経験不足です。
事故の日、天候が良くなく、伊藤圭さんらは山小屋に泊まるつもりでいましたが、ヘリが迎えに来たことで急いで乗り込み、飛び立った15秒後に墜落しました。
大きな事故となってしまったものの、伊藤圭さんは、険しい場所にある水晶小屋が今後、多くの登山者の命を救うと信じ、ケガが治っていない状態で、水晶小屋の建設を再開します。
残念ながら、事故で長野県の建設請負業者には断られましたが、新たに紹介された新潟県の建設業者にお願いして、水晶小屋の再建に成功しました。
現在、水晶小屋が多くの人の命を救っていることは間違いありません。
山小屋情報
伊藤圭さんが経営している山小屋の情報は、次のとおりです。
三俣山荘
名称 | 三俣山荘(みつまたさんそう) |
---|---|
場所 | 北アルプスの最奥部、黒部源流の稜線上 |
電話 | 090-4672-8108 |
開設時期 | 7月1日~10月15日 |
定員 | 80名 |
宿泊料金 | 【1泊2食(夕・朝)】 10,000円 【1泊1食(朝)】 7,600円 【1泊1食(夕)】 8,400円 【素泊】 6,000円 【三俣蓮華テント場】 一人:1,000円 |
水晶小屋
名称 | 水晶小屋(すいしょうごや) |
---|---|
場所 | 裏銀座縦走路上、水晶岳南肩、赤岳 |
電話 | 090-4672-8108 |
開設時期 | 7月15日~9月30日 |
定員 | 30名 |
宿泊料金 | 【1泊2食(夕・朝)】 10,200円 【1泊1食(朝)】 7,800円 【1泊1食(夕)】 8,600円 【素泊】 6,200円 |
水晶岳は標高2986メートルで、日本百名山の一つに加えられており、絶景を眺めることができます。
しかし、登山口から登頂まで2日を要し、経験と知識がなければ安全に登れない険しい山です。
登ってみたい方は、体力、装備、経験、知識、その他登山に関するすべての点において十分な準備をした上で、アタックしてください。
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