仰天ニュース!漫画家・中村ユキの母親が統合失調症で壊れた
2016年11月30日放送の「ザ!世界仰天ニュース」のテーマは、「脳の不思議スペシャル」です。
漫画家・中村ユキさんの母親が、統合失調症に罹って壊れていく様子が再現ドラマ化されました。
中村ユキさんの母親はどうなったのか?この統合失調症とはどのような病気なのか?そして、中村ユキさんのプロフィールについて説明いたします。
中村ユキ、母親が統合失調症に罹る
優しかった母親が壊れ始めたのは、中村ユキさんが4歳の時でした。
この時、母親は27歳です。
父親の実家で暮らしながら子育てということがストレスになり、これが統合失調症の原因になったものと思われます。
自分の悪口を言う幻聴や妄想で精神が崩壊し、子供である中村ユキさんの手を引いて裸足で外を徘徊するなどの奇行をするようになりました。
その後も統合失調症の完治には至らず、2011年の東日本大震災で精神的に不安定となり、2012年に自ら命を断とうとします。
これにより、右目の視力を失い、手足が思うように動かなくなりましたが、幸い命だけは助かりました。
そして、家族や友人、知人、相談員など多くの人の応援もあり、中村ユキさんの母親はリハビリをして前向きに生きて行くようになります。
しかし、2012年9月7日に病院の売店で購入したお菓子を喉に詰まらせて心肺停止状態に。
心臓は動き出しましたが、呼吸は人工呼吸器で補っている状態で、2012年9月8日4時2分にお亡くなりになりました。
9月8日は中村ユキさんの母親の退院日になっており、リスタートの準備も整っていたそうです。
統合失調症とは?
統合失調症は、100人に1人が罹る病気であり、他人事ではありません。
症状としては、陽性ですと幻覚や妄想により人との関りや日常生活に支障をきたし、陰性ですと感情がなくなり自閉で引きこもりになります。
つまり、統合失調症の場合、陽性でも陰性でも病気確定です。
統合失調症になる原因を理解すれば発症を防げそうですが、今のところ明確な原因は分かっておらず、進学・就職・結婚など人生の転機が統合失調症になるきっかけのひとつであることが判明しています。
ただし、こういった人生の転機は誰にでも訪れることなので、防ぎようがありません。
肝心の統合失調症の治療法ですが、薬物療法と心理社会的療法のダブルで行われるのが一般的であり、その程度により通院と入院が決まります。
統合失調症は完治が難しい病気なので、早期発見、早期治療を心掛けましょう。
中村ユキってどんな人?
中村ユキさんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 中村ユキ(なかむらゆき)
【生年月日】 1973年
【出身地】 大阪府
【職業】 漫画家
中村ユキさんは漫画家であり、統合失調症をテーマにした漫画を出版しています。
36年間、統合失調症の母親と接してきた中村ユキさんだからこそ描けた漫画です。
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