エアレース世界一・室屋義秀のプロフィール、成績!借金3000万円
2021年11月15日放送のNHK総合1『逆転人生』のゲストは、『レッドブル・エアレース2017』で年間チャンピオンに輝いた室屋義秀(むろやよしひで)さんです。
『レッドブル・エアレース・チャンピオンシップ』とは、レッドブルが主催する飛行機の曲芸飛行レースのことで、2003年から2019年まで開催されていました。
最高速度370km/h、最大負荷10Gという過酷な条件で戦わなければならず、命懸けです。
そのため、現役空軍パイロットなど、世界トップレベルの14人しか出場することができません。
そんな厳しい世界で、室屋義秀さんは日本人唯一・アジア人唯一のパイロットとして出場し、2017年に年間チャンピオンに輝きました。
借金3000万円を抱えながらも見事に夢を達成した室屋義秀さんの素顔に迫ります。
室屋義秀ってどんな人?
室屋義秀さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 室屋義秀(むろやよしひで)
【生年月日】 1973年1月27日
【出身地】 奈良県
【居住地】 福島県福島市
【血液型】 O型
【身長】 173cm
【体重】 73kg
【高校】 中央大学杉並高等学校卒業
【最終学歴】 中央大学文学部卒業
【職業】 パイロット
室屋義秀さんは、子供の頃にアニメ『機動戦士ガンダム』を観て主人公のアムロ・レイに憧れるようになりました。
そして、中央大学に進学してグライダー部へ入部すると、さらに空への興味が高まり、20歳だった大学2年生の時にはアルバイトで貯めた資金で渡米し、ロサンゼルスで飛行訓練を受けて操縦士の資格を取得します。
転機となったのは1995年で、但馬空港(兵庫県)で開催されたエアロバティックス(曲技飛行)の世界大会を観戦し、「エアロバティクスで世界一になる!」と決意しました。
とは言え、アルバイトしてお金を貯めて、その資金で渡米して訓練を受けるという経済的に厳しい状況です。
資金が枯渇したり、信頼していた教官が引退したりし、精神的に追い込まれてお酒に逃げることもありました。
それでも「エアロバティクスで世界一になる!」という目標を諦めなかった室屋義秀さんは、30歳目前に3000万円の借金をして中古のエアロバティクス機を購入し、スポンサーの協力を得て練習やエアショーに励んだのです。
その結果、スーパーライセンスを取得し、2009年、日本人初・アジア人初の『レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ』に出場することができました。
ライバルは、現役空軍パイロットなどの世界トップレベルの猛者のため、2009年は15人中14位という結果に終わりましたが、2016年6月5日に千葉県の幕張海浜公園で開催された『レッドブル・エアレース千葉2016』で初優勝を飾ります。
さらに、2017年には4勝してエアレースの年間チャンピオンに輝き、見事に目標を達成しました。
現在、室屋義秀さんはエアショーのパイロットや指導者として活躍中です。
室屋義秀の『レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ』の成績
室屋義秀さんの『レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ』の成績は、次のとおりです。
2009年 | 14位 |
---|---|
2010年 | 12位 |
2014年 | 9位 |
2015年 | 6位 |
2016年 | 6位 |
2017年 | 1位 |
2018年 | 5位 |
2019年 | 2位 |
成績を見るだけで、室屋義秀さんの凄さが分かりますね。