激レアさん!坂本道徳 軍艦島を世界遺産にしたツアーガイド
2018年9月3日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、軍艦島を世界遺産にすべく尽力した坂本道徳(サカモトドウトク)さんです。
長崎県にある軍艦島(端島)は、2015年7月5日に、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」のひとつとして、世界文化遺産に登録されました。
テレビや新聞、インターネットなどで大きく報道されたので、多くの人がご存知だと思いますが、坂本道徳さんが『NPO法人 軍艦島を世界遺産にする会』を2003年3月に設立し、理事長として活躍したことは、あまり知られていません。
軍艦島で育ち、軍艦島と関わって生きている坂本道徳さんの素顔に迫ります。
坂本道徳ってどんな人?
坂本道徳さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 坂本道徳(さかもとどうとく)
【生年月日】 1954年
【出身地】 福岡県筑豊
【高校】 長崎県立高島高等学校卒業
【最終学歴】 長崎大学商業短期大学部中退
【職業】 『株式会社シーマン商会』で軍艦島ツアーの観光ガイド
軍艦島 離島40年
軍艦島 廃墟からのメッセージ
坂本道徳さんは、福岡県筑豊で生まれ育ちましたが、父親が軍艦島で働くことになり、小学6年生の時に軍艦島の島民となりました。
炭鉱の島でしたが、子供でもそれなりに楽しめる場所であり、また、最新のテレビや電気代・水道代無料など、裕福な生活だったそうです。
しかし、1974年、閉山により、全ての島民が島を去ることに。
当時、坂本道徳さんは、高校3年生でした。
その後、高校卒業、短大進学・中退を経て、20歳で東京のコンピューター関係の会社に就職し、1982年に長崎でパソコン教室経営という人生を歩みます。
そして、1999年、同窓会で25年ぶりに軍艦島に渡ると、風化して失われつつある現状を見て衝撃を受け、さらに、2001年には産廃処分場の噂を聞くようになりました。
そこで、軍艦島を守りたいとの思いから、2003年3月に『NPO法人 軍艦島を世界遺産にする会』を立ち上げ、会長として軍艦島の世界遺産登録に尽力し、2015年7月5日に実現させたのです。
現在、坂本道徳さんは、『株式会社シーマン商会』に勤務し、軍艦島ツアーの専属ガイドとして活躍しています。
ちなみに、坂本道徳さんは、以前、長崎市の許可を得て、立入禁止区域にある昔住んでいた部屋を訪れ、残されたノートやポストなどを見て昔を懐かしみました。
その際、中学に入りたてだった妹がアルファベットを覚えてうれしくて落書きした壁を撮影し、がんで闘病中だった妹に病院で見せると、「もう一度、あの部屋に戻りたいね」と言われたそうです。
結局、妹は52歳で亡くなりましたが、昔を思い出して嬉しかったに違いありません。
軍艦島ツアーの案内
軍艦島は、長崎県にある無人島で、正式名を「端島(はしま)」と言います。
江戸時代に石炭が発見されると、明治時代に三菱社が買取り、明治から昭和にかけて石炭が掘られました。
軍艦島は、日本の近代化と戦後復興に大きく貢献したのです。
多くの労働者とその家族が島に住み、東京の人口密度の9倍で、世界一の人口密度となりましたが、1974年の閉山によって無人島になっています。
保護と安全の観点から、軍艦島への立ち入りは制限されていましたが、現在は、軍艦島ツアーで一部見学可能です。
『株式会社シーマン商会』の場合、次の料金となっております。
スケジュール確認でき、割引きも受けられるので、WEB予約すると良いでしょう。
会社名 | 株式会社シーマン商会 |
---|---|
住所 | 長崎県長崎市旭町27番26号 |
電話 | 095-818-1105 |
乗合運賃 | 【大人】 3,900円(3,600円) 【中高生】 3,100円(2,800円) 【小人】 1,900円(1,750円) ※()内は300円割引チケット使用時の料金です ※割引チケットは『シーマン商会』のサイトでダウンロード可能です |
施設見学料 | 【一般(中学生以上)】 300円 【小学生の児童】 150円 |
タイミングが合えば、坂本道徳さんのガイドを受けられるかもしれません。
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