市川誠一郎のプロフィール!東大卒、25歳でテニスを始めて39歳で世界ランク
2023年11月20日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、東大卒でフリーターをしながら音楽家を目指すも、目標を変えて25歳でテニスを始め、39歳で世界ランク入りを果たした市川誠一郎(イチカワセイイチロウ)さんです。
東大に入ることは容易ではありませんが、その狭き門を通過して卒業すれば、高い地位と高年収を見込めます。
だから、ほとんどの東大生はそのルートを歩みますが、市川誠一郎さんは東京大学を卒業し後にフリーター、音楽家志望、テニス選手という、まさに激レアな人生を選びました。
しかも、運動が苦手にもかかわらず25歳でテニスを始めたというから驚きです。
集中力の高さや執念が凄すぎるテニス選手・市川誠一郎さんの素顔に迫ります。
市川誠一郎ってどんな人?
市川誠一郎さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 市川誠一郎(いちかわせいいちろう)
【生年月日】 1984年5月18日
【出身地】 神奈川県横浜市
【血液型】 B型
【身長】 180cm
【体重】 73kg
【趣味・特技】 テニス、音楽
【中学・高校】 開成中学校・高等学校卒業
【最終学歴】 東京大学卒業
【職業】 プロテニス選手
市川誠一郎さんは、東大卒業後の25歳からテニスを始め、テニス選手になりました。
2023年5月に、ダブルスの世界ランキングで2090位になり、世界ランク入りを果たしています。
35歳でテニスをやめるつもりでしたが、アラフォーの現在も続行中で、やめた後は音楽と脳の研究をするつもりです。
市川誠一郎が東大を目指した経緯
市川誠一郎さんは、1984年5月18日、横浜で商店を営む両親の元に生まれました。
市川誠一郎さんが中学生になる頃まで、実家の商店は繁盛していたそうですが、その後、全国展開する大手スーパーの影響により経営が厳しくなり、店は買収されて父親は社員としてそのまま働き続けたそうです。
そのため、裕福ではなく、両親も教育に熱心ではありませんでした。
しかし、当時小学生だった市川誠一郎さんは電車が大好きで、電車に乗りたいあまりに、家から離れている大手学習塾『日能研』に通わせてもらうと、勉強ではなく順位競争に目覚めて、「日本一の成績を取りたい!」と思うようになって必死に勉強しました。
親に「ご飯を食べながら勉強するな!」「早く寝ろ!」と怒られるほど勉強し続けたところ、全国模試で6位になり、数々の名門中学に合格して、40年以上にわたり東大現役合格者数1位の開成中学に進学します。
その後、学年10位以内の好成績だった市川誠一郎さんですが、「勉強が好きではなく、このまま勉強し続けても時間の無駄」と考え、中学3年生で勉強を一切やめ、音楽に目覚めてバンド活動することに。
この時、高校卒業後は専門学校に通ってミュージシャンになるつもりでしたが、周囲の人たちに「もったいない」「大学に行っても音楽はできる」と説得され、高校3年生の1年間だけ必死に勉強した結果、模試では全てE判定でしたが、東大理1に合格できました。
市川誠一郎のテニス選手人生
見事、東大合格を果たした市川誠一郎さんは、ジャズや現代舞踊やギターの授業を受けたり、バンド活動したり、海外に音楽旅行に行ったりと、音楽に専念し、大学卒業後はフリーターになって家庭教師や塾講師などをしながら音楽を続けました。
そして、現代音楽を学ぶためにパリの音楽院に進学しようと恩師の協力を得ながら準備を進め、留学の許可を得ます。
しかし、ハッキリとした結果が出ない音楽で食っていくことに不安を感じ、運動が苦手にもかかわらず白黒ハッキリとした結果が出るスポーツを選びました。
しかも、25歳でやったこともないテニスを選んだのです。
当然、テニスアカデミーには相手にしてもらえず、テニスクラブに通って9時から22時まで必死に練習し続けると、オーナーが無料で練習に付き合ってくれました。
その後、テニスアカデミーに移りましたが、小学生や中学生にも負けるありさまで、コーチに厳しく指導されてテニスをやめたくなります。
それでも、家庭教師や塾講師のアルバイトで最低限の収入を得ながらテニスを必死に続けた結果、東京オリンピックのスポンサーのトライアウトで最終選考まで残り、日刊スポーツで紹介されたことがきっかけで用具提供のスポンサーを得ることができました。
これがきっかけで、海外活動のための資金を集めるために数々の会社を回ってスポンサーを募り、「1年以内に世界ランキング獲得、もしくは帰国後に大会に出て優勝出来なかったら全額返金」を条件に450万円集めることに成功します。
このお金でスペインにテニス留学した市川誠一郎さんですが、結果、1年で結果を残せずに借金が残ることに。
帰国して引退を考えながらテニスクラブやテニスアカデミーで練習していると、アカデミーに所属している子に「セルビアで開催されるジュニアの国際大会にコーチとして帯同して欲しい」とオファーを受けて快諾します。
そこで、世界各国から来ているコーチにコンタクトを取りまくったところ、良いコーチと巡り合えて、一人、セルビアに残ることになり、さらに、トルコの国際大会に出場して世界ランカーに練習相手をお願いしたら、評判になって逆に練習相手をお願いされるまでになりました。
こうして、テニスの腕前を上げた市川誠一郎さんは新たなスポンサーを獲得することに成功し、2023年5月に開催されたチュニジアの大会で、ダブルスの世界ランキングが2090位になったのです。
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