冨林勇佑のプロフィール！eスポーツレーサー兼リアルレーサー
2023年9月4日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、車のレースゲーム『グランツーリスモSPORT』の世界大会で優勝し、本物の車でもレースに出てみたら、めちゃくちゃ勝ちまくってプロレーサーになった冨林勇佑（トミバヤシユウスケ）さんです。
ゲーム技術の進歩により、『電車でGO！』などの鉄道運転シミュレーションゲームや飛行機のフライトシミュレーションゲームといった本物そっくりな体験ができるゲームも登場していますが、ほぼすべての人が趣味の一環として純粋に遊んでいます。
「鉄道や飛行機が好きで、ゲームの操縦も上手いので、それを職業にしよう！」と考えるのは、ごく一部の人だけでしょう。
ましてや、カーレースとなるとゲームのドライビングテクニックが通用するとは思えず、また、実力もお金も必要になるので、「ゲームが上手いから本物のレーサーになろう！」と思って行動を起こす人はまずいません。
しかし、冨林勇佑さんは車のレースゲーム『グランツーリスモSPORT』の世界チャンピオンになったことで自信を持ち、本物のカーレースに挑戦して、見事、プロレーサーになったのです。
冨林勇佑さんの素顔に迫ります。
冨林勇佑ってどんな人?
冨林勇佑さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 冨林勇佑（とみばやしゆうすけ）
【生年月日】 1996年5月4日
【出身地】 神奈川県横浜市
【血液型】 O型
【身長】 171cm
【体重】 60kg
【趣味・特技】 レースゲーム『グランツーリスモSPORT』、サッカー
【高校】 氷取沢高等学校卒業
【最終学歴】 東海大学工学部卒業
【職業】 eスポーツレーサー、リアルレーサー
冨林勇佑さんは、「世界初のeスポーツレーサー兼リアルレーサー」で、現在も並行して活躍しています。
冨林勇佑が「世界初のeスポーツレーサー兼リアルレーサー」になった経緯
冨林勇佑さんの父親は車好きでワンメイクレースなどに参戦していて、母親も冨林勇佑さんを妊娠中にレース場に応援に行き、生まれる前から車に触れていました。
当然、生まれてからも車に接する機会は多く、自然と車好きになると、4歳で電動カートを始め、5歳でハンドル型のゲーム用コントローラーを買ってもらってプレイステーションのゲームソフト『グランツーリスモ』を初めてプレイします。
そして、両親に連れられて初めてサーキットに行った際に、「あなたもプロと対戦！GT タイムアタック大会」というイベントが開催されており、これに参加すると、服部尚貴選手との対戦で勝っていたものの、車をぶつけられてスピンし、負けてしまうことに。
悔しくてたまらない冨林勇佑さんは、ダンボールと木で土台を作ってブラウン管テレビとハンドル型コントローラーを埋め込んで自作の運転席を作り、起きている時間のほとんどをグランツーリスモに費やしました。
こうして、グランツーリスモをプレイし続けた結果、才能が開花して2016年にイギリス・ロンドンで開催された『グランツーリスモ SPORT』の世界大会に日本代表として出場することができ、見事、優勝して世界チャンピオンになったのです。
その後、大学に進学した冨林勇佑さんですが、大学構内を歩いていると自動車部の人に「グランツーリスモの世界チャンピオンの冨林勇佑さんですよね?」「知っています。超有名人ですよ」「でも、所詮ゲームでしょ。本物はゲームのようにいかないよ」と言われ、闘志に火が付き対決することになります。
しかし、自動車部が改造した車に乗っているのに対し、冨林勇佑さんは車を所有していません。
仕方なく、父親のセダンタイプの車で自動車部OB50人を相手にタイムアタックで勝負した結果、堂々、1位になりました。
これで「もしかしたらプロになれるかもしれない」と思うと、お金がないのでヤフオクで激安パーツを購入して無断で父親の車を改造し、この車でレースに出場することを続け、半年後には国内のアマチュア大会で初優勝します。
1年後には国際ライセンスを取得し、強豪である『デルタモータースポーツ』のテストに合格して、スポンサーの協力を得てプロになることができ、2018年10月に筑波サーキットで行われた『ロードスター・パーティレース』にスポット参戦して初出場初優勝すると、2019年には本格参戦して5戦3勝でシリーズチャンピオンになり、「世界初のeスポーツレーサー兼リアルレーサー」になったのです。
2020年は『トヨタ 86』のワンメイクレースに参戦して年間ランキング3位の結果を残し、リアルレーサーとしても着実にステップアップしています。
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