同姓同名で世界記録を目指す『田中宏和運動』のきっかけは?歌と本
2022年3月7日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、28年間日本全国にいる同姓同名さんを探し続けて世界記録を狙っている田中宏和(タナカヒロカズ)さんです。
みなさんは同姓同名の人に出会ったり、テレビで観たことがありますか?
ネットで検索すれば別ですが、よほどシンプルな姓名でなければ、同姓同名の人に触れ合う機会はないでしょう。
そんな中、「田中宏和(たなかひろかず)」という一見シンプルそうでそうではない名前で世界記録を目指している『田中宏和運動』が存在しています。
ギネス記録目前である田中宏和運動の実態に迫ります。
ほぼ幹事の田中宏和ってどんな人?
ほぼ幹事の田中宏和さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 田中宏和(たなかひろかず)
【生年月日】 ※非公表
【出身地】 ※非公表
【職業】 東京の大手広告代理店に勤務するサラリーマン、『渋谷のラジオ』のパーソナリティー
田中宏和さんは、1994年秋のプロ野球ドラフト会議で、近鉄バファローズの第一位指名選手に奈良県桜井商業の投手・田中宏和選手が選ばれ、同姓同名で自分も子供の頃に野球をやっていたことで、嬉しく思いました。
これをきっかけに、翌年の年賀状に田中宏和選手の記事を貼り付けて送ると、送った人から同姓同名さんの情報が入るようになります。
しかし、ネットがない時代。同姓同名さんの情報も入ってこなくなり、「探すことをやめよう」と考えるように。
そんな状況だった2003年の年末年始、仕事のつながりがあった糸井重里さんから「海外旅行に行っている間に一日編集長としてコラムを担当して欲しい」とお願いされて引き受けました。
そして、今まで出してきた『田中宏和年賀状』をコラムで公開したところ、日本全国から田中宏和さんの情報が入ってきて直接会う機会が増え、田中宏和運動が広がって行ったのです。
その後もテレビ番組などで紹介されて田中宏和運動は広がり、2011年に71名でギネス申請しましたが、2005年にアメリカでマーサ・スチュワートさんが164名の同姓同名を集めており、ギネス認定されませんでした。
それでも諦めずに田中宏和運動は続き、2022年1月時点で160名と、ギネス記録に迫っています。
ちなみに、田中宏和運動の参加者は若者からお年寄りまで幅広いのですが、全員が同じ名前なので、名前の前に職業などを付けて区別しているそうです。
発起人の田中宏和さんは、「ほぼ幹事の田中宏和」と名乗っています。
読みが「たなかひろかず」なら漢字は一致していなくても良いそうなので、同姓同名で興味のある人は田中宏和運動に参加してみると良いでしょう。
田中宏和のうた
田中宏和運動により、『田中宏和のうた』という歌がリリースされています。
作詞は、ほぼ幹事の田中宏和さんです。
本『田中宏和さん』
『田中宏和さん』という本が出版されており、重版されるほど人気です。
興味のある人は読んでみてください。
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