ピアニスト西川悟平のプロフィール!強盗をピアノの音色で改心させた
2021年5月24日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、自宅に押し入った2人組の強盗をピアノの音色で改心させたプロピアニスト・西川悟平(ニシカワゴヘイ)さんです。
在宅中に強盗に押し入られたら怖くて何もできないですし、まず間違いなく被害を被ることになるでしょう。
しかし、西川悟平さんは得意の心理学とピアノで強盗と仲良くなり、その危機を無事に乗り切りました。
波乱万丈な人生を歩むプロピアニスト・西川悟平さんの素顔に迫ります。
西川悟平ってどんな人?
西川悟平さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 西川悟平(にしかわごへい)
【生年月日】 1974年10月25日
【出身地】 大阪府堺市
【血液型】 O型
【趣味・特技】 ピアノ
【高校】 大阪偕星学園高等学校卒業
【最終学歴】 大阪音楽大学短期大学部ピアノ科卒業
【職業】 ピアニスト
浪曲師で5代目吉田奈良丸を名乗る西川幹彦さんの息子として生まれた西川悟平さんは、中学生の時にブラスバンド部に所属してチューバを担当していましたが、可愛い先生のことが大好きで、「もっと近づきたい!」との思いから、「音大に入りたい!」と相談します。
この不純な動機から始まった音大入学の目標は、すぐに本気で「音大に入学したい!」と思うようになりますが、音大に入るためにはピアノが必須です。
しかも、音大に入る人は子供の頃からピアノの英才教育を受けてきた人ばかり。
15歳、中学3年生からピアノを習う西川悟平さんは、周りのみんなから「不可能」と言われ続けます。
しかし、毎日7~10時間ピアノの練習を続けた結果、見事、大阪音楽大学短期大学部ピアノ科に現役で合格することができました。
短大卒業後は、アルバイトを掛け持ちしながら海外を回り、4年制への編入試験を受けましたが、残念ながら2年連続で不合格となります。
不安定な生活で家族に心配をかけることを危惧し、大阪の高島屋の中にある老舗和菓子店に就職すると、和菓子店の店員として働きながら、ピアノ演奏の依頼を受けて休みの日に演奏するようになりました。
そんなある日、ニューヨークのジュリアード音楽院を出た有名なデュオピアニストの前座を務める誘いがあり、繁忙期で忙しい中時間を割いて演奏すると、デイヴィッド・ブラッドショーさんとコズモ・ブオーノさんに「ニューヨークに来て、ピアノをやらないか?」と誘われたのです。
迷った末に、老舗和菓子店を退職し、ニューヨークに行った西川悟平さんは日々練習し、渡米してから2ヶ月後にはピアニストとして舞台で演奏していました。
ところが、渡米してから2年後、演奏中に違和感を感じて思うように指が動かなくなり、検査の結果、無意識に筋肉がこわばってしまうジストニアという病気と診断されます。
その後、清掃員、ホテルマンなど様々な仕事で食い繋ぎますが、思ったようにピアノを弾けないことで鬱状態に陥りました。
それでも諦めず、恩師であるブラッドショーさんの「1本でも動くならピアノを弾き続けなさい」というアドバイスを実践した結果、指7本で演奏するスタイルを確立できたのです。
現在、西川悟平さんは、7本指のピアニストとして世界的に活躍しています。
西川悟平が強盗をピアノの音色で改心させた経緯
ピアニストとして復活を遂げた西川悟平さんは、2015年1月、ニューヨーク・マンハッタンのアパートに在宅している時に2人組の強盗に押し入られました。
ひとりは黒人、もうひとりはラテン系の男です。
透明の液体が入った注射器で脅されて恐怖を感じた西川悟平さんですが、大学で心理学を学んだことがある経験と、2人に対する興味で、「どんな子ども時代だったのか聞いてもいいですか?」と質問しました。
最初は、「お前なんかには分からない」と取り付く島もない状態でしたが、やがて幼少期に経験した親からの虐待など悲惨な過去について話し始めます。
その話を聞いて同情した西川悟平さんは号泣し、「なんでも好きな物を持って行っていい」と伝えると、そのひとりが日本人を尊敬していて日本文化に興味があると語りました。
そこで、西川悟平さんが「緑茶を飲みますか?」と誘い、一緒にお茶を飲むことになった3人。
ひとりが部屋の中に貼ってあったカーネギーホールのポスターを見て、「演奏したことがあるのか!」と言い、西川悟平さんが「小ホールだよ」と答えると、「小ホールって何だ?」と返されます。
そんな2人のために、夜中4時にリサイタルしてあげたくなって演奏を始めましたが、2、3曲弾くつもりだったのに、リクエストが止まりません。
結局、1時間弾き続け、ひとりから「今日誕生日だからハッピーバースデーをリクエストしていいか?」と依頼されて全力で弾いた結果、「誕生日に演奏してもらったのは人生で初めてだ。ありがとう」と涙を流しながら感謝されます。
そして、シャワーを浴びてから帰宅することを勧めると、強盗2人は不調だったシャワールームの暖房を修理してくれ、結局、何も盗らず、「鍵はちゃんと掛けろよ!」とアドバイスまでして帰宅したそうです。
西川悟平、強盗2人をカーネギーホールの公演に招待する
西川悟平さんは、強盗2人が帰宅する際に、「警察には通報しないので、何か職業に就いてほしい」「カーネギーホールの大ホールで演奏する際にVIP席を用意する」と約束し、黒人と携帯番号の交換をしました。
そして、その1年後にカーネギーホールの大ホールでの公演が決まります。
すると、ひとりから「Am I still invited?(まだ僕は招待されていますか?)」という内容のメールが届きました。
怖くなった西川悟平さんがカーネギーホールの主催者に相談すると、プロデューサーに「泥棒との約束を守れ!」と言われ、VIP席(ボックスシート)を用意します。
2人はスーツを着て公演に来てくれたそうです。
その半年後、「清掃業をしてお金を貯めて、中古の日本車を買ったのでお前に観てもらいたい」と、車の写真が5枚届きました。
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