激レアさん!芸人・ですよ。、ボリビアで4年間サッカー選手をしていた
2021年4月5日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、南米ボリビアで4年間に渡りサッカー選手として活動していたことがある芸人のですよ。さんです。
「ですよ。」さんはお笑いブームの波に乗ってブレイクし、「あ~い、とぅいまてぇ~ん!」の芸で一世を風靡しました。
しかし、「ですよ。」さんが芸人になる前にサッカー選手をしていたことを知っている人はほとんどいません。
それもそのはずで、お笑い芸人として凄いネタを持っているにもかかわらず、長年に渡りこの事実を公表することはなく、19年経ってカミングアウトしたのです。
本人曰く、「普通のことだと思って黙っていた」とのこと。
2021年1月に出演したニューヨークのYouTube動画でしれっと話してみんなが知ることになりました。
命の危険にも遭遇した「ですよ。」さんの凄過ぎるサッカー人生に迫ります。
ですよ。ってどんな人?
ですよ。さんのプロフィールは、次のとおりです。
【芸名】 ですよ。 ※本名:斉藤哲也(さいとうてつや)
【生年月日】 1976年2月12日
【出身地】 東京都足立区
【血液型】 AB型
【身長】 175cm
【体重】 72kg
【趣味】 カフェでミルクティーを飲むこと
【特技】 サッカー、スペイン語
【高校】 ※非公表
【事務所】 吉本興業
「ですよ。」さんは、ラッパー漫談を得意とするピン芸人で、2007年に日本テレビ系列『エンタの神様』でブレイクを果たしました。
「あ~い、とぅいまてぇ~ん!」のギャグは、『ルミネtheよしもと』で大スベリした際の謝罪がきっかけで誕生し、2019年からは「謝罪代行サービス」という変わったビジネスにも活かしています。
芸人・ですよ。のサッカー人生
ニューヨーク×ですよ。 30分ノーカットトーク
小学生の頃の「ですよ。」さんは意志が弱く、周りの意見に流される性格だったため、本当は漫画『キャプテン翼』に憧れてサッカーをやりたかったのですが、友達に「野球やろうぜ!」と誘われて野球をしていました。
中学生になった際はサッカー部に入部するつもりでしたが、今度は友達にバスケ部に誘われてバスケをします。
そして、高校生になって初めてサッカー部に入部しました。
サッカー初心者のため、都大会2回戦レベルのチーム、部員数50人の中で一番下手で、リフティングは最高5回しかできない状態です。
それでも念願のサッカーをできることに喜びを感じ、毎日練習終わりに自宅近くのグランドに行って2~3時間一人で練習していました。
水道で水分を補給し、母親からもらったジュース代100円は「レギュラーになれますように!」と願いながら毎日神社の賽銭にしていたところ、1年後に主力メンバーのほとんどが不祥事で退部してレギュラーに昇格します。
こうして高校でサッカー漬けの日々を過ごしていた「ですよ。」さんですが、高校最後の大会も負けてしまい、引退となりました。
自分よりも上手い同級生がサッカーをやめて進学・就職に向かって動き出す中、「ですよ。」さんは、三浦知良選手に憧れて「南米でサッカー選手になる!」と決意したのです。
「サッカー雑誌の出版社に片っ端から電話し、ある編集長からボリビアを勧められる」「その編集長に3ヶ月間ほぼ毎日電話か掛ける」「2ヶ月後の卒業式を待たずに海を渡ろうとする」と凄い行動力を見せますが、当然、親に反対されました。
そこで、卒業式の夜に5万円と『地球の歩き方』だけを持って、何の当てもないボリビアに向かいます。
その途中、サンパウロでボリビア行きの飛行機を待つ乗客全員に「サッカー選手になりたい!」と話しかけると、韓国人男性が知り合いの日本人・トノシロさんを紹介してくれ、そのトノシロさんの家に行くと、地元のクラブに所属しているレナト選手を紹介されました。
さらに、レナト選手の紹介で、地元の強豪チーム『レアル・サンタクルス』にコネで入団できたのです。
しかも運がいいことに、コーチがガッツ重視だったことで、初めから試合組に昇格することができました。
6ヶ月後には、試合直後にFWがケガをしたことで、やったことがないのに「俺、FWできます!」と嘘をついて試合に出場すると、見事に初ゴールを決めます。
このチャンスを活かした「ですよ。」さんは、その後も3試合に1回くらいのペースで試合に出場し、1年で合計15点くらい取りました。
しかし、運が良いのもここまで。自分を贔屓してくれたコーチが急遽退団してしまい、試合組から練習組に降格されてしまいます。
実力で再び試合組に戻れないことを悟り、絶望の中、自宅でテレビを観ていると、画面に映し出されたイグアスの滝を観て、「見に行こう!」と思いました。
翌日、バスでイグアスの滝に向かった「ですよ。」さんですが、森の中でバスが急停車し、覆面を被った男たちが銃を持って乗り込んできたのです。
「ですよ。」さんは、バスジャックの男に、ラコステのポロシャツとEDWINのジーパンを奪われパンツ一丁の状態にされ、CDウォークマンも奪われ、その中に入っていたZARDの『負けないで』のCDは投げ返されました。
犯人が逃亡したバスの中、パンツ一丁でCDを持って呆然としている「ですよ。」さんでしたが、たまたま乗っていたカズコさんという日本人の女性に「大丈夫だった?」と声を掛けられます。
このカズコさんは、イグアスの滝の近くにある日本人中心の村の住人で、自宅に「ですよ。」さんを招いてくれて、お風呂やご飯の提供の他、悩み相談にも乗ってくれました。
本当に優しい夫婦で、帰る飛行機のチケットを用意してくれ、封筒に入った1000ドル(約10万円)も渡してくれましたが、流石に貰えないということで、帰宅直前に「ありがとうございました。元気でました。10ドルだけ貰っていきます」と書いた置手紙と共に残りのお金、そして、ZARDの『負けないで』のCDを置いてきたそうです。
カズコさん夫婦のおかげで無事に帰宅できた「ですよ。」さんは、1年頑張ったもののボリビアではプロにはなれず帰国します。
それでも諦めず、Jリーグの全チームに手紙を書いてアピールし、唯一返事が来た『大塚製薬サッカー部(現・徳島ヴォルティス)』にテスト生として練習に参加しましたが、右半月板を損傷して24歳で引退しました。
引退直後、テレビで活躍する『極楽とんぼ』を観て、「お笑いに年齢制限はない!」と思いお笑い芸人になり、2007年に日本テレビ系列『エンタの神様』でブレイクを果たしています。
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