激レアさん!切替義典 自宅として借りた映画館・御成座を再開
2018年4月23日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、自宅として借りた廃業済みのボロボロ映画館をDIYで修繕し、見事に営業再開を果たした切替義典(キリカエヨシノリ)さんです。
シネマコンプレックス(同一の施設に複数のスクリーンがある映画館)が増えている中、1つのスクリーンしかない通常の映画館は、減少の一途をたどっています。
特に、地方の映画館は経営も厳しく、廃業も珍しくありません。
そんな中、切替義典さんは、ひょんなことから廃業済みの映画館を営業再開させることになりました。
その真相に迫ります。
切替義典ってどんな人?
夫・切替義典さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 切替義典(きりかえよしのり)
【年齢】 44歳(2018年4月時点)
【出身地】 千葉県市原市
【居住地】 秋田県大館市
【趣味】 映画鑑賞
【高校】 拓殖大学紅陵高等学校卒業
【職業】 通信工事業(株式会社日本コンプリート)の経営、映画館・御成座の経営
妻・切替桂さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 切替桂(きりかえかつら)
【生年月日】 1969年?
【出身地】 東京都世田谷区
【居住地】 秋田県大館市
【高校】 都立玉川高等学校卒業
【最終学歴】 日本体育大学体育学部健康学科卒業
通信工事の下請けをしていた切替義典さんは、秋田への出張が多くなったため、妻と子供2人を千葉県に残し、単身赴任することになりました。
仕事は順調で、自分とスタッフが住む家を探しましたが、良い場所が見つかりません。
そんな時、よく通る道に、気になる物件を見つけました。
不動産屋と内見に行くと、そこは恐怖さえ感じるボロボロの建物。
変わった造りをしていたので気になって聞いたところ、以前は映画館でしたが、2005年に経営難で廃業して、9年間も空き家になっているとのこと。
あまりのボロボロさに借りるか迷ったものの、800本もビデオテープを持っている映画好きな切替義典さんは、映画館をプライベートシアターにしようと考えて借りました。
家賃5万5千円という安さも、魅力だったそうです。
それから、仕事後、業者に頼らずDIYで自らボロボロの映画館を修繕することになりましたが、その姿を見た住民たちが、「映画館を再開するのか?」と、次々と聞きに来るようになります。
また、中には、一緒に手伝ってくれる住民もいました。
この『御成座(おなりざ)』という映画館は、秋田県大館市の住民にとって大切な存在だったのです。
最初、プライベートシアターにするつもりで借り、修繕していた切替義典さんですが、そんな住民たちと接している内に、映画館を復活させようと考えるように変わっていました。
そして、「県庁に建物の耐震性を確認する」「映写技師を探す」「防災設備300万円、トイレ修理費60万円、映写機50万円、看板修理費9万円の負担」「営業許可を取る」といったことを実行し、2014年7月18日に営業を再開しています。
ずっと家族には内緒でしたが、オープンの時期に合わせて、妻と2人の子供を秋田に呼び寄せました。
しかし、営業開始2ヶ月後、切替義典さんは、本業の通信工事業で三重県に出張になったため、妻・桂さんが、映画館の仕事をしています。
映画館『御成座(おなりざ)』
切替義典さんが営業再開した『御成座』の情報は、次のとおりです。
名称 | 御成座(おなりざ) |
---|---|
住所 | 秋田県大館市御成町1-11-22 |
電話 | 0186-59-4974 |
基本料金 | 大人:1300円、シニア:1000円、大学生以下:900円、高校以下:800円、中学以下:500円、回数券(5枚):5000円 |
料金設定は、通常の映画館よりも安くなっています。
切替義典さんは、最初、ここをプライベートシアターにするつもりだったそうですが、実際に見てみると、個人で使用するには立派過ぎですね。
現在、御成座は復活し、地元民に親しまれる映画館に戻りました。
切替義典さんファミリーと看板ウサギ、スタッフは、この映画館に住んで生活しています。
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