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浅野拓磨、アーセナルからシュツットガルトへ期限付き移籍


浅野拓磨選手と言えば、Jリーグのサンフレッチェ広島に在籍し、2016年8月のオリンピック日本代表でも快速フォワードとして活躍したスピードスターです。

オリンピック前からイギリスのプレミアリーグ名門、アーセナルに移籍することが決まっていましたが、このたび、ドイツ2部のシュツットガルトへ期限付き移籍することになりました。

シュツットガルトには日本代表MF細貝萌選手もおり、二人のコンビネーションも見られるでしょう。

背番号は11番、契約期間は1年ということで、ドイツで結果を残して1年後にアーセナルでプレイできるか、これからの活躍に注目です。

アーセナルが浅野拓磨を期限付き移籍させた理由

アーセナルと言えば、リーグ優勝から遠ざかっていますが、マンチェスターユナイテッド、チェルシー、マンチェスターシティー、リバプールといった強豪チームと肩を並べる存在です。

そして、監督は、以前、Jリーグの名古屋グランパスで監督をしていたアーセン・ベンゲル氏です。

そんなビッグクラブが目を付けたのが50m5.9秒の快速フォワードである浅野拓磨選手なのですが、初めからレンタル移籍を考えて獲得したのではなく、イギリスの労働許可証を取得できなかったので、仕方なくドイツのチームへ期限付き移籍させることになりました。

2016年6月のイギリス国民投票で離脱派が勝利したのも、移民に仕事が奪われるというのが大きな要因となっており、外国人がイギリスで働くには厳しい条件をクリアして、労働許可証を取得しなければなりません。

日本でも就労ビザが必要であり、他の国でも同じですね。

イギリスでEU以外の国の出身者がプロサッカー選手としてプレイするには、次に2つの条件を満たす必要があります。

  • 過去2年間で国際Aマッチの75パーセント以上に出場している事
  • 自国の代表チームがFIFAランキングが70位以上であること

まだイギリスがEUから脱退しておらず、上記条件を満たしていなかったので、浅野拓磨選手は労働許可証を取得できなかったのですが、問題はドイツで活躍できるかどうかということになるでしょう。

結果を残せば1年後にアーセナルに呼び戻される可能性は高くなりますが、結果を残せずいらないと思われたらずっとレンタルが続きそうです。

例えアーセナルに戻ってもレギュラーとのポジション争いがありますし、新しく獲得するであろう選手とも競う必要があり、ビッグクラブならではの困難が多く待ち受けています。

それでも、頑張って活躍し、日本代表でも結果を残せる選手になって欲しいですね。

浅野拓磨の家族構成

浅野拓磨選手は7人兄弟の三男です。

兄弟が多いこともあり、家は貧乏なため、一時はプロサッカー選手の夢を諦めようとしましたが、恩師がご両親を説得してくれて、見事に夢を叶えました。

「親孝行のためにプロになった」と言い切る浅野拓磨選手をこれからも応援したいです。


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