レジ袋有料化義務!いつから?いくら?コンビニは?
2020年から、日本でもプラスチック製レジ袋が有料化されることが決まりました。
その理由や開始時期、料金について説明します。
プラスチック製レジ袋が有料化義務となる理由は?
今まで無料だったレジ袋が有料になる理由は、ずばり、1ミリ以下のマイクロプラスチックが原因です。
外に不法投棄されたプラスチックは、細かく砕けながら川を下り、海に到達します。
さらに、プラスチックは、海で紫外線を浴びて脆くなり、波で砕けて1ミリ以下のマイクロプラスチックになります。
このマイクロプラスチックをメダカなどに与えて実験したところ、健康障害を引き起こすことが確認されており、いずれ人間にも健康障害を与えると危惧されているのです。
しかも、魚介類を食べると食物連鎖で人間が摂取することになりますし、今や水道水やペットボトルに入ったミネラルウォーターにもマイクロプラスチックが含まれている状態で、手の施しようがありません。
マイクロプラスチックによる海洋汚染をこれ以上酷くさせないために、世界的にレジ袋有料化義務の流れになっており、日本もその流れに乗りました。
レジ袋有料化義務はいつから?
日本でレジ袋が有料になるのは、2020年7月1日からです。
本来は、2020年4月から施行するつもりでしたが、コンビニなどが対応できないとして、少し後にずれました。
それでも、東京オリンピック前に施行することで、2020年7月1日スタートとなっています。
レジ袋有料化でビニール袋はいくらになる?コンビニは?
気になるレジ袋有料化後のビニール袋の料金ですが、各店舗が料金を決めることになっています。
一応、2円~5円くらいになるとみられており、コンビニ業界は1円を検討しているそうです。
この値段では、プラスチック製レジ袋の利用者が減るとは思えません。
効果がないと国が判断すれば、法律でもっと高くなる可能性があるでしょう。
2020年7月1日以降も無料のままのレジ袋
次のレジ袋についていは、2020年7月1日以降も無料です。
- サトウキビやトウモロコシなどの糖から作ったバイオマスプラスチックを25%以上配合した袋
- 海中で水や二酸化炭素に分解されるプラスチックで作られた袋
- 厚さが0.05ミリ以上で繰り返し使える袋
- ロール袋(肉や魚、水分の多い食材などを入れる薄手の袋。衛生上欠かせないので無料となる)
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