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すしざんまい 木村清社長の壮絶人生・伝説!借金150億円、海賊撲滅


マグロの解体ショー

普通の会社は、商品やサービスをアピールして販売促進しますが、中には、それに加えて社長自らがメディアに登場して宣伝することもあります。

東京を中心に全国展開している寿司チェーン店『すしざんまい』の木村清社長も、自らが広告塔となることで、『すしざんまい』を全国的な有名店にしました。

東京以外に在住で、行ったことがない方でも、『すしざんまい』という名前を知っているでしょう。

CMに出演したり、初競りで話題となったりと、絶え間なく表舞台に登場することで宣伝効果を高めており、かなりの策士であることが伺えます。

しかし、成功を掴み取るまでに苦労しているのです。

そんな木村清社長の壮絶人生と伝説に迫ります。

木村清ってどんな人?

木村清社長のプロフィールは、次のとおりです。

【名前】 木村清(きむらきよし)

【生年月日】 1952年4月19日

【出身地】 千葉県東葛飾郡関宿町木間ヶ瀬

【高校】 大検合格

【最終学歴】 中央大学法学部(通信制)卒業

【事務所】 『株式会社 喜代村』の代表取締役社長

木村清社長は、4歳の時に交通事故で父親を亡くし、その葬儀の際に、いたたまれなくなって外に出て空を見上げたところ、真っ赤な戦闘機F-86セイバーが飛んでおり、これを見てパイロットになる決意をしました。

父親が亡くなったことで貧しい生活となり、小学生の時は新聞配達などのバイト三昧の日々を過ごしましたが、中学卒業後、パイロットを目指して航空自衛隊に入隊し、大検にも合格します。

そして、中央大学法学部の通信制で学び、司法試験を目指しました。

しかし、事故で目を患ってパイロットの夢は潰え、司法試験も断念したのです。

水産業界でアルバイトしていたことで、大学生をしながら『大洋漁業』の子会社『新洋商事』に入社すると、すしネタや弁当屋、食品などの開発・販売に携わりました。

その経験と知識を生かすため、1979年9月、『木村商店』を設立してさまざまな事業を展開するも失敗することに。

それでも諦めず、1985年に『株式会社 喜代村』を設立して成功し、『すしざんまい』でさらに成功を果たしました。

ちなみに、「マグロ大王」と呼ばれ、豊洲市場の初競りで史上最高値となる3.3億円で競り落としたことがある木村清社長は、マグロの解体ショーで大きな包丁を使ってマグロを捌いているイメージが強いですが、寿司職人ではないので寿司を握れません。

木村清社長 借金150億円から成功への軌跡

1979年9月に『木村商店』を創業した木村清社長は、バブル景気の流れに乗り、マグロの卸業、海産物の輸入・販売業、レンタルビデオ店、カラオケ屋、弁当屋、パチスロなど、90種類以上の多角経営に乗り出しました

しかし、バブル崩壊により、借金150億円の借金を抱えてしまったのです。

それでも、木村清社長は頑張り、2年半で150億円の借金を4,500万円まで減らしましたが、ここでメーンバンクに裏切られ、一括返済の書類にサインしてしまいます。

「これ以上、妻を泣かせたくない」と思い、事業を全て整理しました。

それでも、諦めることなく、手元に残った300万円で、1997年に築地に『喜よ寿司』をオープンすると大成功します。

そして、訪問客数が減少したことを悩んでいた築地場外の店舗オーナーから相談を受け、年中無休・24時間営業で新鮮なネタを供給できる『すしざんまい』をオープンし、さらに成功を収めました。

木村清社長 海賊を撲滅

アフリカのジブチ共和国では、民族対立から1991年に内戦が勃発し、人々は苦しい生活を強いられていました。

そのような状況の中、2004年にスマトラ沖地震が起き、津波によって人々の生活はさらに悪化します。

そして、漁師が海賊となって、ソマリア沖で船舶を襲うようになったのです。

日本の自衛隊の他、アメリカ、フランス、ドイツ、スペインなどの軍隊が出動して海賊を取り締まりましたが、海賊はいなくなりません。

ジブチ共和国から要請を受けた木村清社長は、自ら現地に行って調査し、漁師が海賊にならない方法を考えました。

ソマリア沖が、キハダマグロ、バチマグロなどが良く獲れる好漁場だったことで、漁業指導や中古船舶の提供、販売ルートの確立などをし、漁師として安定した生活ができるようにします。

その結果、ソマリア沖から海賊を撲滅することに成功しました。


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