激レアさん!高橋和義・元警察 職務質問の鬼、プロフィールと本
2019年5月11日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、新宿歌舞伎町で犯罪者を逮捕しまくり、「職務質問の鬼」と呼ばれた警視庁所属の元警察官高橋和義(タカハシカズヨシ)さんです。
日本一の繁華街・新宿歌舞伎町は、多くの飲食店・風俗店・遊技施設などが立ち並び、多くの人で賑わっていますが、かつてはヤクザが闊歩し、犯罪が多く発生する極悪地帯でした。
昭和世代の人の中には、新宿歌舞伎町と聞いて、「普通の人が行ってはいけない場所」というイメージを持ち続けている人もいることでしょう。
しかし、警察や三輪康子さんらの浄化作戦により、今では一般人が行ける場所になっています。
そして、高橋和義さんも、新宿歌舞伎町の浄化に貢献したひとりです。
職務質問を武器に、新宿歌舞伎町から犯罪を激減させた元警察官・高橋和義さんの素顔に迫ります。
高橋和義ってどんな人?
高橋和義さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 高橋和義(たかはしかずよし)
【生年月日】 1949年
【出身地】 宮城県
【前職】 元警視庁警視
物心ついたころからおしゃべりだった高橋和義さんは、警察官になると、最初の配属先である小岩警察署管轄の交番に勤務した初日に、自転車を押してフラフラと歩くおじさんを見つけて声を掛けました。
偶然にも同じ宮城県栗原郡出身であることが分かり、交番に連れて行ってお茶を飲みながら会話していたところ、高橋和義さんの優しさに改心したおじさんが、自転車を盗んだことを告白し、逮捕に至ります。
これがきっかけで、自分に備わる職務質問の才能を確信し、多くの犯罪者をおしゃべりだけで逮捕していったのです。
そして、その実績を認められて、23歳の時に警察官から内勤の刑事に昇進しました。
最初は、「給料が上がるから良いか!?」と思っていましたが、職務質問できないことで、職務質問から逮捕する夢を見る禁断症状が表れることに。
この状況が20年以上続きましたが、高橋和義さんが45歳の時、見かねた上司に歌舞伎町での交番勤務を打診され、減給を承知で警察官に戻りました。
すると、歌舞伎町の犯罪者を次から次へと逮捕していったのです。
指名手配犯を逮捕したこともあります。
結局、職務質問(バンカケ)によって薬物所持者だけで1000人以上を逮捕し、その能力を評価されて、2001年に全国の警察官に職務質問のノウハウを指導する警察庁指定広域技能指導官(職務質問指導員)に任命されました。
デリバリーで働く女子高生を捕まえたところ、後輩警察官の娘だったこともあったそうです。
高橋和義が1400人に職務質問して分かったこと
- 職務質問のエキスパートが怪しいと判断して職務質問した相手の8割以上が犯罪者
- 薬物犯罪者は、職務質問時の挙動が激しい
- 薬物犯罪者は高級車に乗っているが、壊れても直すという感覚がなく、ガムテープで補修している
- 薬物犯罪者は吸い殻の長さがバラバラで、ある銘柄のタバコを吸っていることが多い
高橋和義さんは2010年に定年で警察を退官し、その後は、山梨学院大学での講義や講演、本執筆、テレビ出演などで活躍しています。
過去には、『ジョブチューン』や『じっくり聞いタロウ』といったテレビ番組で、警察官時代の話を披露しました。
「職務質問の鬼」高橋和義の本
元警察官・高橋和義さんが出版した本は、次のとおりです。
職務質問
続・職務質問
どちらも、高橋和義さんが実際に警察官として経験したことを綴ったノンフィクションであり、新宿歌舞伎町の怖い部分を知ることができる内容になっています。
番組を観て興味を持たれた方は、読んでみると良いでしょう。
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