激レアさん！山下賢二 小学校卒業まで9年間しゃべらなかった理由は？
2019年2月11日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、幼稚園入園から小学校卒業までの9年間、学校で一言もしゃべらなかった山下賢二（ヤマシタケンジ）さんです。
家では普通に話せるのに、人前など特定の場所・場面でしゃべれなくなる「場面緘黙症（ばめんかんもくしょう）」という精神障害があります。
この障害を負っている人は、自分の気持ちを他人にわかってもらえないので、苦しいでしょう。
山下賢二さんは、子供の頃に9年間、学校でしゃべらなかった経験を持っているので、場面緘黙症の人の気持ちがわかります。
しかし、山下賢二さんは場面緘黙症ではなく、自らの意思でしゃべらなかったのです。
山下賢二さんの「意地で9年間しゃべらなかった理由」や「当時の状況」、そして、「現在の状況」に迫ります。
山下賢二ってどんな人?
山下賢二さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 山下賢二（やましたけんじ）
【生年月日】 1972年4月3日
【出身地】 京都府
【趣味】 友達の家で本棚を見ること
【職業】 新刊書や古書、生活雑貨などの販売をする『ホホホ座』の経営
小学校卒業までの9年間しゃべらなかった山下賢二さんですが、中学生になってからは普通にしゃべり始めました。
その変化もあり、社会人になった山下賢二さんは、出版社の雑誌編集部勤務、古本屋店長、新刊書店勤務など、本に関する仕事に就き、2004年、京都市左京区北白川に『ガケ書房』をオープンします。
この『ガケ書房』は、新書の販売の他、「古本を販売するスペースの提供」や「出店・イベントスペースの提供」「外壁にミニ・クーペが突っ込む外観」などで全国的に有名な人気店となりました。
しかし、2015年4月1日に移転・改名し、『ホホホ座』として生まれ変わっています。
【住所】 京都市左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1階・2階
【電話】 1階（書籍・雑貨）が075-741-6501、2階（古書・雑貨）が075-771-9833
【営業時間】 1階（書籍・雑貨）が11：00～20：00、2階（古書・雑貨）が11：30～19：00
【定休日】 1階（書籍・雑貨）が無休、2階（古書・雑貨）が不定休
お近くにお住まいの方は、『ホホホ座』に行ってみてください。
山下賢二が幼稚園入園から小学校卒業までしゃべらなかった経緯
幼い頃の山下賢二さんは、普通にしゃべっていました。
しかし、幼稚園の入園日に、4月3日生まれを理由に一番最初に自己紹介させられたために怒って無言を貫き、さらに、そのことで居残りさせられたことで、家を一歩出たらしゃべらなくなったのです。
そんな山下賢二さんを笑わせようと、友達はくすぐったり、「わっ！」と驚かせたりしましたが、一切声は出しません。
両親や先生がしゃべらそうとしましたが、無理でした。
決していじめられていたわけではなく、「授業中はずっとふざけている」「ジェスチャーや筆談でコミュニケーションを取る」「体格が良く、スポーツ万能」ということで、友達は多くいたのです。
声を出さなければならない授業もありましたが、合唱コンクールは口パクで乗り切り、授業参観の作文発表は家で録音した声をラジカセで流して乗り切りました。
意地でしゃべらなくなって、小学6年生で彼女ができ、やがて、しゃべらないことを心地良く思うようになっていた山下賢二さんですが、ヤンキーが多い地元の中学校を避けるべく、私立中学を受験したものの、グループ面接に同級生の笹江君がいたため、無言を貫き不合格となります。
結果、地元の公立中学校に行くことになり、「このままだと中学校では通用しない」と悟って、卒業式で名前を呼ばれた際に、初めて「はい」と声を出しました。
しかし、ずっとしゃべっていなかったので、声が小さすぎて返事は誰の耳にも届かず、校長先生には「一言も話さなかったな」と言われたのです。
それでも、中学生になると普通にしゃべり始め、先生には「うるさい！しゃべるな！」と怒られるくらい、おしゃべりになりました。
同級生が、しゃべっている山下賢二さんを見て驚いたことは、言うまでもありません。
山下賢二の本紹介
山下賢二さんは、本屋を経営する傍ら、次の本を出版しています。
やましたくんはしゃべらない
ガケ書房の頃
わたしがカフェをはじめた日。
『やましたくんはしゃべらない』は、山下賢二さんの幼少期の姿を、同級生の女の子目線で綴った絵本です。
評価の高い絵本なので、ぜひ、お読みください。
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