葦苅晟矢 コオロギ会社ECOLOGGIE!高校・大学・プロフィール
ベルリン発の小規模なアーバーンファームを展開するinfarmのOsnat Michaeliと。
野菜、そして昆虫など小規模な食料生産者のネットワーク化がもたらす未来について話せて面白かった。
生産者の顔の見える食料生産はどうあるべきかについても考えさせられました。 pic.twitter.com/5UjMqLjj9q— 葦苅晟矢@昆虫白衣 (@ashikari_seiya) 2018年11月1日
タイやベトナムなどの東南アジアの国々では、マーケットで昆虫が売られており、人々は普通に昆虫を調理して食べています。
一方、先進国の多くでは、昆虫食の文化は根付いていません。
日本でも、地域によってはイナゴやハチなどの昆虫を食べますが、それはごく一部の人たちだけであり、『クレイジージャーニー』に何度か出演している愛さんのように、昆虫食をしている日本人が珍しいからテレビで取り上げてられている状態です。
しかし、昆虫は、育てやすくて高たんぱく低脂肪のため、国連食糧農業機関(FAO)が、世界の食糧危機を解決する食材として推奨しています。
葦苅晟矢さんは、その点に目を付け、大学生でありながらコオロギの会社を立ち上げました。
まだ誰もやっていない食用コオロギのビジネスに挑戦して注目されている葦苅晟矢さんの素顔に迫ります。
葦苅晟矢ってどんな人?
葦苅晟矢さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 葦苅晟矢(あしかりせいや)
【生年月日】 1993年
【出身地】 大分県
【高校】 ラ・サール高校卒業
【最終学歴】 早稲田大学商学部卒業、早稲田大学大学院先進理工学研究科
【会社】 株式会社ECOLOGGIE
葦苅晟矢さんは、ラサール高校出身の秀才ですが、高校時代は寮生活でインターネットも使えなかったため、ごく普通の高校生活を過ごしました。
転機となったのは、外交官を演じて国際問題をディスカッションする早稲田大学の『模擬国連』というサークルに入ったことで、このサークルでさまざまな国際問題について学ぶと共に、同じ志を持つ仲間と出会ったのです。
ある時、サークルで食糧問題について調べていると、国連食糧農業機関(FAO)が、食糧危機における昆虫食の可能性についての報告書を発表し、葦苅晟矢さんも興味を持ちましたが、この時は特に行動を起こすことなく、ただ時が過ぎました。
その後、大学2年生の12月でサークルを辞めましたが、翌年、商学部の起業家養成講座を受講した際、頭の片隅にあった「食糧危機と昆虫食」の問題から、昆虫食と昆虫の飼料化のビジネスを思いつきます。
ただ、基本的に昆虫を食べない日本人には、いきなり食用としては難しいので、まずは魚のエサとしての活用を目指し、自宅でコオロギを育て、「コオロギを安定供給できるのか?」「魚がコオロギを食べるのか?」など、自分で出来る研究を続けました。
そして、早稲田大学大学院在学中の2017年11月に『株式会社ECOLOGGIE』を立ち上げ、学生起業しています。
このコオロギプロジェクトは、東京都主催の『Tokyo Startup Gateway』最優秀賞など、さまざまな賞を受賞している期待のプロジェクトです。
ちなみに、葦苅晟矢さんは、毎日、粉末コオロギを摂取してデータを取る人体実験を自ら行っています。
株式会社ECOLOGGIE
葦苅晟矢さんが、コオロギビジネスのために、2017年11月に設立したのが、『株式会社ECOLOGGIE』です。
会社名 | 株式会社ECOLOGGIE |
---|---|
住所 | 東京都新宿区西早稲田1-22-3 早稲田大学インキュベーションセンター12室 |
設立年月 | 2017年11月 |
起業時の資本金 | 50万円 |
葦苅晟矢さんも、2018年12月から、コオロギの飼育がしやすいカンボジアに住んでビジネスを展開するそうです。
株式会社ECOLOGGIEは、「コオロギの食用化」と「養魚飼料の実用化」の会社ですが、最初にコオロギの粉末を使った魚のエサの開発をしているので、いずれ、コオロギで成長した養殖の魚がスーパーに並ぶかもしれませんね。
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