激レアさん!塚本康浩 ダチョウの卵で抗体作り200億円
2018年10月8日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、鳥に人生を捧げた結果、ダチョウの研究で新発見し、200億円以上の利益を上げることになった塚本康浩(ツカモトヤスヒロ)さんです。
そして、今現在も、多くの人々の命を助けています。
2018年10月1日、京大特別教授の本庶佑さんに医学生理学賞が授与されることが発表されましたが、日本には他にも優秀な医師や学者がたくさんおり、塚本康浩さんもその中の一人なのです。
塚本康浩さんの経歴や実績に迫ります。
塚本康浩ってどんな人?
塚本康浩さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 塚本康浩(つかもとやすひろ)
【生年月日】 1968年
【出身地】 京都府
【趣味】 鳥の調査・研究
【高校】 ※非公表
【最終学歴】 大阪府立大学農学部獣医学科卒業、大阪府立大学大学院農学部生命科学研究学科博士課程獣医学専攻修了
【職業】 獣医師、獣医学博士、京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授、『オーストリッチファーマ株式会社』の代表
塚本康浩さんは、動物好きな少年でした。
ある日、スズメが肩に乗って懐いてきたことで、とても可愛く思い、鳥好きになります。
それ以降、道に落ちているスズメなどの鳥を持ち帰って育てるようになると共に、祖母に「病気だから鳥を買ってきて」と仮病で鳥をねだった結果、30羽の鳥で家の中はいっぱいになりました。
とうとう、家では飼いきれなくなり、生まれた雛を同じ団地の住人に譲り続けたことで、7号棟の家庭全てが鳥を飼っていたくらい、周りを巻き込みます。
それでも、自宅で飼っている鳥の数が多いため、小学校の休み時間ごとに帰宅して、鳥の世話をしていましたが、やがて、鳥の世話のために学校に行くことをやめました。
しかし、小学6年生の時、気付かずに態勢を変えたことで、6年間に渡り可愛がっていた桜文鳥のクロを踏みつぶしてしまったのです。
看病の甲斐なく、クロは息を引き取ることに。
ショックを受けた塚本康浩さんは、このことがきっかけで獣医になる決意をしましたが、それまで全く勉強してこなかったので、学力はありません。
にもかかわらず、天才的な頭脳と山勘、運によって、予備校試験で好成績を残し、授業料無料の特待生での入学に加え、お金ももらえたのです。
たった1年の勉強で大阪府立大学農学部獣医学科へ入学し、在学中は主にニワトリの研究をしました。
大学卒業後は、カナダ・ゲルフ大学獣医学部客員研究員を経て、大阪府立大学大学院農学部生命科学研究科博士課程に進学、同研究科の助手という進路を歩みましたが、ダチョウに興味を持ち、ダチョウ牧場『オーストリッチ神戸』のダチョウ主治医に就任します。
そこで、ダチョウの雛3羽を10万円で譲ってもらうことができ、大学で育てていると、病気にならず、傷の治りが早いダチョウの免疫力の高さに気付き、調査・研究を進めると、抗体を作る能力も高いことを発見。
さらに、鳥類のウィルス感染症の研究もし、ダチョウの卵でさまざまな病気の抗体を作り出すことに成功すると、その実績を認められ、2005年には、大阪府立大学の講師・准教授に就任し、2008年4月には、40歳という若さで、京都府立大学大学院生命環境科学研究科の教授になりました。
こうして、塚本康浩さんは、2008年6月に、京都府立大学発ベンチャー企業『オーストリッチファーマ株式会社』を設立し、ダチョウの卵を使って、『新型インフルエンザ予防マスク』『ハウスダストアレルギー抑制スプレー』『エボラ出血熱の抗体スプレー』、その他、化粧品などを開発した結果、200億円以上を売り上げることに成功したのです。
また、自身がダチョウを捕まえるときに感じた甘さと、カブトムシがダチョウの眼に止まったことから、ダチョウの目を舐めて涙が甘いことを発見し、ミネラルが豊富なダチョウの涙を調味料に生かせないかも研究中です。
他にも、塚本康浩さんの会社は、ダチョウの卵を使って、がん治療薬や美容などの研究をしています。
これらの成功は、ダチョウを捕まえることが上手で、イルカの研究を諦めた特認助教・足立和英さんのサポートがあって成立していることは、間違いありません。
塚本康浩のダチョウマスクと本
塚本康浩さんが開発したダチョウマスクは、ダチョウの卵から作った抗体を使った新型インフルエンザ予防マスクで、大ヒット商品です。
本
ダチョウの卵で、・・・
ダチョウ力 愛する鳥を・・・
ダチョウの卵を使って、さまざまな病気の抗体が作れるので、今後も塚本康浩さんの会社が作った商品が販売される可能性は高そうですね。
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