激レアさん！澤千代美 ベンチプレス世界女王の元給食のおばちゃん
【澤千代美さんが市長を表敬訪問】
5月に開催された「世界ベンチプレス選手権大会」に日本代表として出場し、16連覇を達成した澤千代美さんが、６月2８日に市長を表敬訪問しました。
石森市長は「練習は大変だと思うが、これからも頑張り続けてほしい」とエールを送りました。 pic.twitter.com/dfQwcBZevl— 八王子市広報 (@hachioji_koho) 2017年6月28日
2018年4月9日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、ベンチプレスの世界マスターズで連勝を続けている澤千代美（サワ）さんです。
ベンチプレスとは、台に仰向けに寝た状態でバーベルを一度降ろしてから持ち上げるウェイトトレーニングですが、パワーリフティング競技のひとつにもなっています。
サワさんは、年を重ねてからベンチプレスを始めたにもかかわらず、その才能が一気に開花し、長きにわたり世界女王として君臨しているのです。
しかも、給食調理員のおばちゃんをしながら、ベンチプレスの世界マスターズで連覇し続けていました。
圧倒的強さを見せつけているサワさんの素顔に迫ります。
澤千代美ってどんな人?
澤千代美さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 澤千代美（さわちよみ）
【生年月日】 1949年
【出身地】 兵庫県西宮市
【居住地】 東京都八王子市横川町
【身長】 148cm
【体重】 74kg
【趣味】 料理、食べ歩き
【特技】 ベンチプレス
サワさんは、一見、どこにでもいる小太りなおばさんですが、実際はそうではありません。
八王子市役所の職員として、市立保育園で調理の仕事をしていたサワさんは、50歳の時に受けた定期健康診断で、医師に「太り過ぎ」と言われてしまいました。
それまで、ママさんバレーやママさんソフトボールをしていたものの、その時はスポーツから遠ざかっており、改めて運動の大切さを実感して、職場の仲間と週1ペースで近くのキックボクシングジムに通い出します。
ダイエット目的ということで、始めは、ボクササイズや簡単な筋トレをしていましたが、ベンチプレスをしている男性が気になり、次第にやりたい気持ちが増していきました。
そして、許可を得てやってみると、初めてにもかかわらず50kgを持ち上げることに成功します。
それから、他のジムに入り、週2で本格的にベンチプレスに取り組み、最強の給食のおばちゃん誕生となったわけです。
サワさんは、2010年3月に定年退職した後、再任用され、現在は、市民体育館の職員や日本パワーリフティング協会理事、東京都パワーリフティング協会理事などの仕事をする共に、ベンチプレスで連覇を継続しています。
澤千代美 圧倒的強さで敵なし
澤千代美さんは、2000年にベンチプレスを始め、1年で日本チャンピオン、世界チャンピオンになりました。
2001年に開催された『第1回世界ベンチプレス選手権大会』の50代が参加する『マスターズ2』で初優勝を果たすと、その後、年齢により階級が変わりながらも、2017年まで16連覇を達成しています。
リトアニアで開催された『2017年 世界ベンチプレス選手権大会・マスターズ3・女子72キログラム級』では、110kgを成功させて優勝しましたが、2位に35kgの差をつけており、まさに敵なし状態です。
サワさんによると、「ベンチプレスは、バーベルを胸まで降ろしてから伸びきるまで挙げるので、腕の短い日本人の方が有利」とのことですが、一番必要なのがパワーであることは間違いありません。
2018年 全日本ベンチプレス選手権大会
2018年1月27日に行われた『全日本ベンチプレス選手権大会』で、125kgの日本記録を樹立したサワさんの目標は、『世界ベンチプレス選手権大会』20連覇と世界記録の128kgを挙げることです。
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