鉄腕ダッシュの視聴率に暗雲?アメトーークとクイズ スター名鑑がスタート
今や、テレビ視聴率は放送日の翌日に公表される時代となり、私たち視聴者からすると、どの番組が人気かを確認できる便利な指標です。
しかし、テレビ局にとっては、話が違ってきます。
NHKは受信料の徴収で利益を得ていますが、民放は広告料が収入源だからです。
スポンサーとしては、広告料金が高くてもより視聴率が高い番組にCMを出したいと考えるのは当然で、視聴率をとればとるほどテレビ局の収入が増える仕組みとなっています。
そして、この文章を執筆している2016年9月現在、圧倒的な強さを見せているのが日本テレビであり、特に日曜日ゴールデンタイムの視聴率が高いです。
その牙城を崩すため、日本テレビ「鉄腕ダッシュ」の放送時間に、テレビ朝日は「アメトーーク」、TBSは「クイズ スター名鑑」、フジテレビは「フルタチさん」をスタートさせることになりました。
高視聴率をキープしてきた鉄腕ダッシュですが、さすがに大きな影響を受けそうです。
日本テレビの視聴率展望
日本テレビは、19時から「鉄腕ダッシュ」、19時58分から「謎とき冒険バラエティー世界の果てまでイッテQ!」、21時から「行列のできる法律相談所」、22時から「おしゃれイズム」、22時30分から「ドラマ」という流れで高視聴率をキープしています。
民放キー局の中で唯一、番組を変えることがなかったことからもわかるように、まさに横綱相撲です。
ただし、他のテレビ局が新番組をスタートさせる19時枠はそれなりの影響を受けそうで、特にバラエティー好きな方は他局に移動する可能性があるでしょう。
テレビ朝日の視聴率展望
テレビ朝日は、木曜日深夜に放送している「アメトーーク」を、日曜日18時58分から「日曜もアメトーーク!」という番組で、週2回の放送にします。
問題は、「今までよりも人気が落ちたアメトーークを週2回放送にすることで、飽きられないか?」ということです。
実際、同じように放送していたくりぃむしちゅー司会の「シルシルミシル」と「シルシルミシルさんデー」は長く続かずにどちらも終了しており、アメトーークも二の舞になる可能性があるでしょう。
TBSの視聴率展望
「クイズ スター名鑑」は、ロンドンブーツ1号・2号、有吉弘行さん、FUJIWARA、おぎやはぎといった人気中堅芸人が出演しており、今までにも同じ内容の番組をタイトルを変えて何度もやっています。
それだけに、男性のバラエティー好きには特に人気の高い番組です。
問題は内容で、よく非難される「水曜日のダウンタウン」の先進的な番組のため、スター名鑑も非難されることは十分考えられます。
フジテレビの視聴率展望
かつての勢いをなくし、視聴率低迷に苦しむフジテレビは、2時間、古舘伊知郎さんで勝負です。
「報道ステーション」後に出演した「すべらない話」や「ホンマでっか!?TV」でのおしゃべりは別格でした。
ただ、19時枠は実績十分な番組ばかりですし、20時枠は大河ドラマと「イッテQ!」があるので、惨敗する可能性もあるでしょう。
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