女性初のF3優勝・野田樹潤(Juju)のプロフィールと戦績
2024年3月25日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、9歳からフォーミュラーカーを乗り回して国際F3規格で史上初の女性王者となった高校生・野田樹潤(ノダジュジュ・Juju)さんです。
カーレースと言えば、一番最初に頭に思い浮かぶのは、日本でも人気のF1でしょう。
ただ、女性ドライバーは全体的に少なく、F1の女性ドライバーは過去に5人しかいません。
それは、女性ドライバーが体力面・筋力面で劣るので強烈なGに耐えてマシンを操縦することが難しく、さらに、軽いと有利になるため、一定のウエイトを乗せることを課される不利な条件があるからです。
そんな困難な状況の中、野田樹潤さんは高校生でありながら、F1の2つ下のカテゴリーであるF3で女性初のチャンピオンになり、「F1に最も近い女性ドライバー」と評価されています。
野田樹潤さんの素顔と戦績に迫ります。
野田樹潤(Juju)ってどんな人?
野田樹潤(Juju)さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 野田樹潤(のだじゅじゅ)
【生年月日】 2006年2月2日
【出身地】 東京都
【血液型】 A型
【身長】 170cm
【趣味】 料理
【特技】 車の運転
【高校】 日本体育大学桜華高等学校卒業
【最終学歴】 日本大学スポーツ科学部進学(2024年4月入学)
【職業】 レーシングドライバー
野田樹潤(Juju)さんの父親は、元レーシングドライバーの野田英樹さんで、1994年にはチーム『ラルース』のパイロットとしてF1に参戦しました。
野田樹潤さんは、その父親の姿を見てレースを始め、男性ドライバーに勝るとも劣らない結果を残して着実にステップアップしています。
2024年4月からは日本大学スポーツ科学部に進学し、女子大生とレーシングドライバーの二刀流です。
夢は父親と同じくF1レーサーになり、F1チャンピオンになることです。
野田樹潤(Juju)のレーサー人生と戦績
元F1ドライバーである野田英樹さんの次女として生まれた野田樹潤さんは、父親の影響で3歳からカートを始めると、6歳の頃には才能を開花させて上位クラスで優勝するようになりました。
年齢制限で走らせてもらえないため、9歳になると練習できる環境を求めて岡山国際サーキットのある岡山県美作市に家族で移住し、F4仕様のフォーミュラカーを運転。
10歳の頃には男性の現役レーサーと変わらないタイムを出せるようになり、11歳の時にはF4に相当する『フォーミュラU17チャレンジカップ』に初出場すると、2017年から2019年までに参加した11戦で11勝します。
この好実績で、2020年、14歳の時にヨーロッパに拠点を移し、デンマークのF4レースに参戦して結果を残すも、2021年は若い女性という理由で5年型落ちのマシーンに乗せられて結果を残せませんでした。
そこで、2022年、16歳の時に女性ドライバー限定のフォーミュラ選手権『Wシリーズ』に参戦すると、6レースで総合14位の結果を残します。
さらに、2023年、17歳・高校3年生の時に、10名前後の弱小チームでありながら強豪チームに勝ち、『EURO FORMULA OPEN ポールリカール』で優勝して、イタリアを中心に開催されるF3相当の『Zinox F2000 Formula Trophy』で5勝して史上初の女性年間チャンピオンに輝きました。
この時はまだ日本体育大学桜華高校に通う女子高生で、運転免許を持っていかなったというから驚きです。
この実績が認められ、2024年にF2相当の『全日本スーパーフォーミュラ選手権』の参戦が決まり、参戦のためには免許が必要ということで、岡山の教習所に通って普通自動車免許を取得しました。
2024年3月10日に三重・鈴鹿サーキットで行われた『全日本スーパーフォーミュラ選手権』にレーシングチーム『TGMグランプリ』の一員として参戦した野田樹潤さんの結果は17位でしたが、目標の完走を果たせ、走りに自信を持てたので満足しています。
今後の野田樹潤さんの活躍が楽しみです。
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