野口聡一絶賛・若狭宇宙鯖缶を作った小坂康之&若狭高校生徒!通販は?
2023年5月22日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、宇宙飛行士・野口聡一さんが宇宙で食べたサバ缶を14年かけて作った高校教師の小坂康之(コサカヤスユキ)さんです。
現在、宇宙に中長期で滞在できるのは宇宙飛行士に限られていますが、その宇宙飛行士の生活や健康、楽しみという点で、食は欠かすことができません。
しかし、地上の料理をそのまま宇宙に持って行けるわけではなく、「長期保存が可能」「調理が簡単」「美味しい」「健康的」「液漏れしない」など、さまざまな条件を満たす必要があります。
それでも、宇宙開発の発展と共に宇宙食も発展し、宇宙でさまざまな美味しい料理を食べられるようになりつつあります。
高校教師である小坂康之さんは、生徒と共に14年かけて宇宙食のサバ缶を開発し、宇宙飛行士の野口聡一さんに宇宙で『若狭宇宙鯖缶(わかさうちゅうさばかん)』を食べてもらうことに成功しました。
若狭宇宙鯖缶の誕生秘話と通販事情に迫ります。
小坂康之ってどんな人?
小坂康之さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 小坂康之(こさかやすゆき)
【生年月日】 1977年
【出身地】 神奈川県
【高校】 ※非公表
【最終学歴】 東京水産大学(現・東京海洋大学)水産学部卒業、福井大学教職大学院修了、福井県立大学大学院生物資源学研究科修了
【職業】 『福井県立若狭高等学校海洋科学科』の教諭
神奈川県出身の小坂康之さんは子供の頃から海が大好きだったため、東京水産大学(現・東京海洋大学)水産学部に進学し、そこで教員免許を取りました。
大学卒業後は、小浜水産高校(現・福井県立若狭高校)に採用され、晴れて高校教師になったのですが、当時は不良高校だったので生徒たちに授業をまじめに受けてもらえません。
そのことを先輩教師に相談したところ、魚の保存食である『へしこ』の授業を勧められ、これがきっかけで職人に会い、さらに、高校教師を続けながら福井県立大学大学院生物資源学研究科で5年間にわたり『へしこ』の研究をしたのです。
今も高校教師ですが、「へしこ博士」とも呼ばれています。
若狭宇宙鯖缶が誕生した経緯
きっかけは、2006年の小浜水産高校のある生徒が発した「宇宙食、作れるんちゃう?」という言葉からスタートしました。
魚の保存食『へしこ』の知識が豊富な小坂康之さんが先生だったことも大きく影響したことでしょう。
小坂康之さんは、授業で宇宙食のサバ缶の研究を始め、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得ながら、生徒たちと共に、「液が飛散しないように調味液に9%の葛粉を混ぜる」「味覚が鈍る宇宙空間でも美味しいように濃い目の味付けにする」「ISS滞在経験がある宇宙飛行士の金井宣茂さんに味見してもらう」など、試行錯誤を重ねたのです。
そして、2018年に宇宙日本食として認証を得ることに成功し、2020年に宇宙飛行士の野口聡一さんが国際宇宙ステーション(ISS)で若狭宇宙鯖缶を食しました。
野口聡一さんは、このサバ缶について、「汁が漏れず、しょうゆがしっかり染みていて美味しい!」と高評価しています。
ちなみに、小浜水産高校は福井県立若狭高校に統合されましたが、小坂康之先生と共に宇宙食のサバ缶の研究は続けられ、宇宙食と認められるまでに約300人の生徒が研究に携わったとのこと。
現在も、若狭高校で若狭宇宙鯖缶の改良が進められています。
若狭宇宙鯖缶の通販
小坂康之先生と若狭高校(小浜水産高校)の生徒たちが開発した宇宙食サバ缶『若狭宇宙鯖缶』は、楽天市場で購入可能です。
ぜひ、その美味しさをご賞味ください。
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