タイに乗り込んで盗まれたバイクを奪還!近藤スパ太郎のプロフィール
2022年6月6日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、バイクを盗まれたことにムカつき、タイの窃盗団に乗り込んで奪還した近藤スパ太郎(コンドウスパタロウ)さんです。
バイクの盗難件数は年々減少していますが、盗難届が出されているだけでも2020年に9018件発生しています。
遡ると、2001年には25万件の盗難被害があったというから驚きです。
「所有者が明確なバイクを盗んでどうするのか?」と疑問に思う人もいるでしょうが、数日以内、場合によっては数時間以内に分解され、パーツとして海外に渡り、海外で再び組み立てられて売られるそうで、そうなったらどうしようもありません。
しかし、近藤スパ太郎さんは執念でバイク窃盗団を突き止め、タイに乗り込んでバイクを取り戻しました。
近藤スパ太郎さんの素顔とバイク窃盗・奪還の経緯に迫ります。
近藤スパ太郎ってどんな人?
近藤スパ太郎さんのプロフィールは、次のとおりです。
【芸名】 近藤スパ太郎(こんどうすぱたろう) ※本名:近藤正喜
【生年月日】 1967年1月17日
【出身地】 埼玉県
【血液型】 O型
【身長】 173cm
【趣味・特技】 オフロードバイク(セミプロ級)、サバイバル、ソシアルダンス
【職業】 MC、リポーター、ラジオパーソナリティ、ナレーション、『スパンチョース合同会社』の代表社員
近藤スパ太郎さんの本名は、「近藤正喜」と言います。
元々は俳優をしており、映画『スーパーの女』に出演した際に、伊丹十三監督に「近藤スパ太郎」と命名されたことがきっかけで、これを芸名にしました。
その後、テレビ番組のリポーターとして活躍し、堺正章さんに師事して独立。
現在は、MC、リポーター、ラジオパーソナリティ、ナレーションなどしゃべりのプロとして活躍しながら、『スパンチョース合同会社』の代表社員を務めています。
趣味はバイクで、ラリーに出場する腕前です。
近藤スパ太郎のバイク窃盗・奪還の経緯
オフロードバイク好きな近藤スパ太郎さんは、下北沢のアパートの敷地内に、ホンダ『XR-BAJA』とホンダ『CRM-AR』という2台の250ccオフロードバイクを駐輪していました。
駐輪場がないアパートで、空いているスペースに駐輪していたのですが、ある日、「邪魔!止めるな!」と書かれた貼り紙をされてしまいます。
そこで、近所でバイクをとめられる場所を探したところ、家から徒歩2分の公園の横に4、5台のバイクがすでに駐輪されている良い場所を見つけたのです。
早速、この場所にU字ロックとワイヤーロックを掛けたバイク2台を駐輪し、ここでバイクのメンテナンスをしていても近隣住民やパトロール中の警察官に何か言われることもなく平穏無事な状況が続いていたのですが、3年くらい経った2001年4月26日、ロシアンラリーに参加するためにXR-BAJAにステッカーを貼りに行くとバイクが見当たりません。
「昨日、他の場所に止めたかな?」と思い、アパートに戻ったり、近くのコンビニの駐車場に確認しに行きましたが見当たらず。
結婚目前の彼女に電話をかけて前日の行動を確認すると、「放置自転車と一緒に撤去されたんじゃない?」「公園の管理者や区、警察に電話してみたら?」とアドバイスされ、少し冷静さを取り戻した時にもう一台のCRM-ARもないことに気付きます。
「もしかして盗まれたんじゃないか!?」と思った近藤スパ太郎さんは、公園の管理者と区に問合せしますが撤去された事実はなく、交番に行って被害届を出しました。
その際、警察官に「少年たちによる犯行」と言われ、少年がオフロードバイクを欲しがるという説明に納得できず、警察官に強く反論してしまいましたが、元々は自分の責任なので仕方ありません。
何とか、盗難被害当日にメーカーからXR-BAJAを借りることができ、ロシアンラリーに参加できました。
そして、帰国後もこのXR-BAJAに乗り続けられるようになると、今度は盗まれないように、自宅から徒歩1分の新築マンションに引っ越してきた友達にお願いし、そのマンションの駐輪場に駐輪させてもらいます。
この駐輪場は、設計ミスで出入り口が狭くて何度も切り返さなけばならず、道路からバイクが見えるものの、道路との間に70~80cmの高さの花壇があるバイク泥棒に狙われにくい環境です。
そこに、極太のワイヤーロック2本を使って駐輪場の柱とバイクを固定しました。
「これで安心」と思っていた近藤スパ太郎さんですが、盗難被害から2ヶ月後、夜中の1時半くらいにアパートの前でバイクをメンテナンスをしていると、パトロール中の警察官に「こんな夜中に何してるんだ!?」と言われて疑われることに。
自分がそのバイク盗難の被害者であることを説明して納得してもらえましたが、その日の昼、バイクで出かけようとしたところバイクがなかったのです。
友達に確認したところ、朝5時に帰宅した時点でバイクはなく、パトロールしていた警察官に職務質問された後、2時間半くらいで盗まれたことが分かります。
簡単には運び出せないバイクを簡単に盗んでいることからプロの仕業を確信した近藤スパ太郎さんは、3台もバイクを盗まれていることに怒り心頭で、知り合いだった『警察24時』のプロデューサーに電話をかけて協力を仰ぎました。
まずは一人で自宅周辺をパトロールすると、原付バイクでバイクを物色している怪し人物を見つけ、翌日、ディレクターとカメラマン、ADと合流してパトロールをすると、今度はバイクを物色している怪しい幌付きの軽トラに遭遇します。
結局、その軽トラは何も盗らずに立ち去りましたが、近藤スパ太郎さんたちがパトロール中にも同エリアで256kg以上あるブラックバードが盗まれました。
このことで、自分の住んでいる地域でバイク盗難が頻発していることを知って驚き、未然に防げなかった悔しさを味わうと、バイク窃盗団を検挙したいと考えます。
そんなある日、特徴的なステッカーに気付いた知人に、「お前のバイク、タイで売られてるぞ!」と教えられた近藤スパ太郎さんは、結婚式を控えているにもかかわらず、彼女の許可を得て、テレビディレクターと共にタイのチェンマイに飛んだのです。
残念ながら、バイクは3日前に売られてしまっていましたが、バイクショップにデンマーク人のピーターという屈強な男性が買ったことを教えられ、その人物の特徴と自分の電話番号を書いた貼り紙をしました。
すると、怒ったピーターさんから電話で日時と場所を指定されて呼び出され、そこへ行くと、ピーターさんが強そうな仲間を連れてきます。
近藤スパ太郎さんは、そのバイクが自分のバイクで盗まれたことを説明しましたが、その際、テレビディレクターが怪しい動きをしたのでカバンの中のビデオカメラがバレ、ピーターさんたちにボコボコにされることに。
しかも、そのテレビディレクターが「近藤スパ太郎さんの指示」と言ったことで、近藤スパ太郎さんも一緒にボコボコにされます。
幸い、警察が駆け付けて助かり、バイクも返却され、ピーターさんとも和解できました。
しかし、近藤スパ太郎さんの怒りは止まず、「悪の組織を壊滅させたい!」とバイクの売買時の書類からある中国人に辿り着きますが、その人物を探している最中にコーディーネーターの携帯電話に家族から「命の危険があるからやめて!」とお願いされ、また、警察からも犯人捜しをやめるように忠告されて、やむを得ずバイク盗難組織に迫ることをやめています。
それでも、バイク1台を取り返したことは奇跡です。
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