三線職人・銘苅春政のプロフィール!『銘苅三味線店』と三線の値段
2022年5月15日放送のTBS系列『情熱大陸』は、三線職人の銘苅春政(めかるはるまさ)さんです。
沖縄の音楽は独特で、伝統音楽の他、全国でヒットした曲も多くありますが、三線はその多くの曲で演奏されており、沖縄音楽を表現するうえで欠かせない楽器となっています。
当然、複数の三線職人がいるのですが、その中でもナンバーワンと言われているのが銘苅春政さんです。
銘苅春政さんの素顔や作品、『銘苅三味線店』に迫ります。
銘苅春政ってどんな人?
銘苅春政さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 銘苅春政(めかるはるまさ)
【生年月日】 1934年8月10日
【出身地】 沖縄県玉城村(現・南城市)
【職業】 三線職人、三線の実演家、『銘苅三味線店』の経営者
銘苅春政さんは1934年8月10日に沖縄県玉城村で生まれました。
戦後の沖縄には物がなく、自分たちで全ての物を用意しなければならない状況になり、大工の棟梁であった父親の元には、かまどや釜、水桶などの製作依頼が入るようになったそうです。
銘苅春政さんは父親の仕事を手伝いながら、その製作技術を身に付けていくと、手先の器用さもあり、24歳の時に親戚であった『なかもと三味線店』の夫婦にスカウトされます。
この誘いに乗って住み込みで三線作りの修行に入ると、三線の演奏も習い始め、大きなコンクールで新人賞や優秀賞を受賞して、後に沖縄県指定無形文化財保持者になりました。
こうして三線職人と三線実演家の二足の草鞋を履いて活躍した銘苅春政さんは、24歳の時に独立し、それ以降は沖縄の『銘苅三味線店』で三線を作り続けています。
銘苅春政の三線の販売・値段
銘苅春政さんは、以前は三線全てを一人で製作していましたが、現在は、三線で一番重要な弦を張る細長い「棹」の部分のみを製作しています。
三線職人64年間で、7000本以上の棹を作り出しました。
ほとんど機械を使用せず、手作りで、手にフィットする棹を作ることが高く評価されており、人間国宝の三線奏者も銘苅春政さんが作った三線を愛用しているほどです。
88歳(2022年5月時点)でも現役で活躍していますが、高齢ということもあり、新規に三線の製作依頼をすることは難しい模様。
銘苅春政さんが作った三線を確実に入手するには、オークションサイトで入手するか、『みなみ三味線店』でオーダーメイドするかでしょう。
人気三線職人ということもあり、多くの贋作が出回っていますが、『みなみ三味線店』の三線職人・枝川勝さんは銘苅春政さんの弟子であり、所持している本物の銘苅作の棹を使用して作っているので安心です。
気になるお値段は、50万円・60万円で、高いものだと120万円となっています。
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