渋谷朋矢!『辰鼓楼』が日本最古ではなく実は2番目に古い時計台と言えず
2021年9月13日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、『辰鼓楼(しんころう)』が日本最古の時計台ではなく、実は2番目に古い時計台であることを言い出せなかった渋谷朋矢(シブヤトモヤ)さんです。
「時計台」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、北海道にある札幌市時計台でしょう。
北海道観光で訪れた多くの人が立ち寄る観光スポットになっています。
その札幌市時計台と「日本最古の時計台」の記録で競っていたのが、兵庫県豊岡市出石町のシンボルである時計台・辰鼓楼なのですが、調査の結果、残念ながら「日本で2番目に古い時計台」であることが判明しました。
辰鼓楼の詳細と、日本最古の時計台ではないことが判明した経緯に迫ります。
渋谷朋矢ってどんな人?
渋谷朋矢さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 渋谷朋矢(しぶやともや)
【職業】 出石皿そば専門店『さらそば甚兵衛』の店主
渋谷朋矢さんは、出石皿そば専門店『さらそば甚兵衛』の店主です。
コロナ禍でお店の経営が厳しい中、「辰鼓楼の稼働日が明らかになれば、コロナ終息後にイベントができる」と考えて調査した結果、2番目に古い時計台である証拠を発見しました。
辰鼓楼が「日本で2番目に古い時計台」であることが判明した経緯
兵庫県豊岡市出石町はかつて出石城があった場所で、現在はその街並みから「但馬の小京都」と呼ばれて多くの観光客が訪れる観光名所です。
そして、そこにある時計台『辰鼓楼(しんころう)』は、町のシンボルとして時を刻み続けています。
この辰鼓楼は、廃城となった出石城のやぐら台の石垣(5m)の上に、木造4層で高さ約13メートルの楼を建てた構造になっており、1871年(明治4年)に完成しました。
当初は太鼓を打って町人に時間を知らせる楼であり、1881年に地元の医師・池口忠恕(いけぐちちゅうじょ)から機械仕掛けの時計が寄贈されて時計台になった経緯があります。
そこでライルとなったのが、北海道の札幌市時計台です。
札幌市時計台が稼働したのは1881年8月12日であることが判明している一方、辰鼓楼は同じく1881年に稼働したことだけが判明している状況でしたが、兵庫県豊岡市出石町は最古であることを信じて「日本最古の時計台」と謳ってきました。
しかし、出石皿そば専門店『さらそば甚兵衛』の店主である渋谷朋矢さんが、コロナ禍で仕事ができなくなって時間ができたため調べたところ、出石町の弘道小学校の日誌に「1881年9月8日」が辰鼓楼の稼働日である記述を発見します。
こうして、「辰鼓楼が日本で2番目に古い時計台」であることを知ってしまった渋谷朋矢さんは、辰鼓楼が日本最古の時計台と信じる住民の期待を裏切ることができずに誰にも真実を言えませんでしたが、妻だけに告白し、その妻に促されて地域のお偉いさんたちを集めてその事実を伝えました。
さらに、記者会見を開いて「辰鼓楼が日本で2番目に古い時計台」であることが確定したことを公表し、ヤフーニュースのトップやNHKで特集されました。
この結果、1881年8月12日に稼働した札幌市時計台が「日本最古の時計台」で、それから27日後の1881年9月8日に稼働した辰鼓楼が「日本で2番目に古い時計台」と周知されたのです。
出石皿そば専門店『さらそば甚兵衛』の場所・営業時間・定休日
渋谷朋矢さんが経営する出石皿そば専門店『さらそば甚兵衛』の詳細情報は、次のとおりです。
店名 | 出石皿そば専門店『さらそば甚兵衛』 |
---|---|
住所 | 兵庫県豊岡市出石町小人14-16 |
電話 | 0796-52-5972 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
『さらそば甚兵衛』は、2016年にミシュランガイドで『ビブグルマン』として紹介されました。
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