『JUNK HEAD』堀貴秀監督のプロフィール!人見知りで1人で映画製作
2021年5月24日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、人見知り過ぎて1人で映画製作していたら日本や世界で高く評価されて賞を受賞した堀貴秀(ホリタカヒデ)さんです。
映画製作には、監督、役者、脚本家、カメラマン、照明、音声、デザイナー、編集など、数多くの人が携わっています。
個人的に映画製作する場合でも、全て1人で製作している人は少なく、複数人が携わっていることが普通です。
しかし、堀貴秀監督は、シャイ過ぎて知らないスタッフと一緒に映画製作することが恥ずかしくてできず、それでも映画製作したくて、1人でストップモーションアニメ『JUNK HEAD 1』を製作しました。
しかも、その出来が素晴らしく、国際映画祭で賞を受賞したのです。
堀貴秀監督の素顔と『JUNK HEAD(ジャンクヘッド)』に迫ります。
堀貴秀ってどんな人?
堀貴秀さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 堀貴秀(ほりたかひで)
【生年月日】 1971年
【出身地】 大分県
【血液型】 ※非公表
【趣味・特技】 絵、造形
【高校】 大分県立芸術緑丘高等学校卒業
【職業】 映像作家、アニメーション監督、『株式会社やみけん』の代表取締役
芸術家志向だった堀貴秀さんは、大分県立芸術緑丘高校を卒業すると、アルバイトを転々としながら芸術家を目指し、内装業に落ち着きました。
内装の技術が高いので、営業しなくても紹介で仕事を受注でき、1億円近い仕事やディズニーシーの内装など大きな仕事も請け負っていたそうです。
そんなある日、『君の名は。』や『天気の子』で後に大人気監督になる新海誠さんが一人でアニメーション『ほしのこえ』を制作し、数々の賞を受賞したことを知ります。
以前から映画が大好きで、「映画製作したい!」と思いながらも、「一人では映画を作れない」と諦めていた堀貴秀さんですが、新海誠監督の影響を受けて映画製作を始める気持ちに傾きました。
しかし、堀貴秀さんは極度の人見知りで、多くのスタッフと共同作業できないという問題を抱えていたのです。
考えた結果、「得意の人形作りを活かして、ストップモーションアニメなら一人で映画製作できる」と考えます。
確かに、ストップモーションアニメなら一人で作れるのですが、実際のストップモーションアニメの現場では数十人のスタッフが携わっており、とても一人でできるような作業量ではありません。
それでも、堀貴秀さんは、内装業をしながら独学でストップモーションアニメ製作を続け、約4年・300万円かけて30分の短編アニメーション『JUNK HEAD 1(ジャンクヘッド)』を完成させました。
一部は友達に頼んだものの、声優に頼めないので、堀貴秀さんがほとんどの声を担当しているとのこと。
2013年、この『JUNK HEAD 1』をアップリンクにて1日限りで上映した結果、その出来の素晴らしさを大絶賛され、2014年にクレルモンフェラン国際映画祭でアニメーション賞を受賞し、ゆうばりファンタスティック映画祭で短編部門グランプリを受賞したのです。
その後、話題になることはなく、海外からのオファーも無視してチャンスを自ら潰してしまっていた堀貴秀さんですが、出資を申し出る日本企業が現れ、「100分の映像を3年で納品すること」という条件を満たすために3~4名のスタッフを雇い、その出資金で続きを作って『JUNK HEAD』を完成させました。
完成までの期間は、短編の『JUNK HEAD 1』から7年です。
この『JUNK HEAD』は、ファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞しました。
現在、堀貴秀さんは内装業の仕事を辞め、ストップモーションアニメの監督として大活躍しています。
『JUNK HEAD(ジャンクヘッド)』のアニメーション動画!冒頭10分超
堀貴秀さんがほぼ独りで完成させた『JUNK HEAD(ジャンクヘッド)』は、冒頭10分超が公開されています。
ぜひ、ご視聴ください。
環境破壊で汚染された未来の地球を舞台にしており、人類と人工生命体マリガンとの戦いや新種のウイルスなどについて描かれています。
とても一人で作ったアニメーションとは思えませんね。
素晴らし過ぎます。
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