『やよいの青色申告』で売掛金を入力する方法
『やよいの青色申告』で売掛金を入力する方法を説明します。
売掛金とは「売り上げ」のことで、商売人なら商品を売って得た売り上げ、アフィリエイターなら商品やサービスを紹介して得た報酬のことです。
逆に、買掛金とは、仕入れのことを意味します。
なお、売掛金は、「売り上げがあった時」と「実際に入金があった時」の2回、記帳しなければならないので気を付けてください。
(1)売掛帳
「ナビゲーション画面」の「取引」にある「売掛帳」をクリックしてください。
「ナビゲーション画面」が表示されていない時は、ウィンドウ右上にある小さな「ナビゲーションボタン」をクリックすると「ナビゲーション画面」になります。
(2)補助科目の選択
開いた「売掛帳」の左上に「補助科目(J)」があるので、その中から売り上げがあった取引先を選択します。
登録されていない場合は、「得意先銀行等の設定」の「(5)得意先(売掛金)情報の設定」を参考にして、登録してください。
(3)売り上げがあった時の入力方法
例えば、アフィリエイターがA8.netを利用し、1月に10万円の報酬が発生したとします。
「日付」で、「売り上げがあった日」を選択します。アフィリエイトの場合、月末で良いでしょう。
「相手勘定科目」で、「売上高」を選択します。
「売上金額」に、「まだ入ってきていないけど入る予定の金額」を入力します(例:10万円)。ただし、アフィリエイトはキャンセルで報酬が減ることがあるので、実際に入金された時点で修正しなければなりません。
「残高」は、自動で入力されるので気にする必要はありません。
(4)実際に入金があった時の入力方法
3月15日に、A8.netから、振込手数料756円(三井住友銀行以外の金融機関)を引いた9万9460円の報酬が、楽天銀行の口座に振り込まれたとします。
「日付」で、「振り込みがあった日」を選択します。
「相手勘定科目」で「普通預金」を選択し、「相手補助科目」で「振込があった金融機関」を選択します。金融機関が表示されない場合は、「ナビゲーション画面」 » 「導入」 » 「得意先銀行等の設定」の順に進み、「預貯金情報の設定」で銀行を登録してください。
「回収金額」に、振り込まれた金額を入力します。振込手数料が差し引かれている場合は、その差し引かれた後の金額です。
「日付」で、「振り込みがあった日」を選択します。
「相手勘定科目」で、「支払手数料」を選択します。
「回収金額」に、「振込手数料」を入力します。「振込手数料」は経費となるため、このように別々に記帳するのです。
(5)預金出納帳をチェック
「ナビゲーション画面」の「取引」にある「預金出納帳」をクリックします。
「預金出納帳」が開いたら、一番下に表示されている「残高」が預貯金の残高と一致しているか確認しましょう。
毎回チェックする必要はありませんが、一致していないと間違いを探すのが大変なので、こまめにチェックすることをお勧めします。
その際、事業専用の銀行口座を使用するのは当然として、ネットバンクを利用するとチェックしやすいです。
【NEXT】 『やよいの青色申告』の仕訳日記帳に経費を入力する
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