長谷川裕也 靴磨き世界一のお店・値段・プロフィール
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2020年3月17日放送のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、靴磨き世界一になった長谷川裕也(はせがわゆうや)さんです。
安価な靴が販売されるようになったこともあり、靴を履き潰したら新しい靴を買えばよいと考えている人が多いと思います。
そのため、昭和時代には珍しくなかった靴磨き職人を、現在では街中でも見かけることはなくなりました。
しかし、愛着を持って長年に渡り同じ靴を履き続ける人はいて、その気持ちに応えるために靴磨き職人も存在しているのです。
長谷川裕也もその中のひとりで、靴磨きの世界チャンピオンになりました。
その素晴らしい靴磨きテクニックで多くの人を魅了する長谷川裕也さんの素顔に迫ります。
長谷川裕也ってどんな人?
長谷川裕也さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 長谷川裕也(はせがわゆうや)
【生年月日】 1984年
【出身地】 千葉県
【趣味・特技】 靴磨き
【高校】 千葉県内の高校を卒業
【職業】 『株式会社BOOT BLACK JAPAN』の代表取締役
長谷川裕也さんは、地元・千葉県内の高校を卒業後、地元製鉄所に就職し、三交代勤務で働いていました。
給料は11万4000円と安く、働いている人もただ目の前の仕事をこなしているだけという状況でしたが、製鉄所内を走る貨物列車の運転士のお兄さんから、「貿易会社を設立してワーキングホリデーで身に付けた英語を活かしたい。そのために、日本大学の通信制で学んでいる」と教えられます。
この時、初めてワーキングホリデー制度を知った長谷川裕也さんは、「自分も海外に行きたい!」と考え、仕事終わりに英会話教室に向かいました。
すると、「英語を学びながらお仕事可能。週給13万から」と書かれた求人広告を目にしたのです。
好条件と判断した長谷川裕也さんは、すぐに説明を受けに行き、成果に応じて報酬が決まるフルコミッション制であることを告げられます。
この条件を聞くと、製鉄所を辞め、英会話教室に転職しました。
仕事内容は、街中で声を掛けて数十万円する英会話教材を販売することで、最初の4ヶ月は成果を上げられずに無給でしたが、おしゃべり上手な性格が功を奏して次々と契約を成立させ、週給40万円になると、19歳で会社の最年少役職者となります。
しかし、すぐに売れなくなり、体調を崩しました。
母親の勧めもあり、退職すると、1日7000円の日雇のアルバイトで食つなぐ日々が続きましたが、次第に日雇のアルバイトも入らなくなる始末です。
とうとう、財布の中には全財産の2000円だけが入っている状況になりました。
「何とかしなければならない」と考えた長谷川裕也さんは、路上でマッサージをするか靴磨きをするかを思いつき、ファッション好きということで靴磨きを選択すると、100円ショップで靴磨きセットとお風呂のイス2つを315円で購入します。
そして、2004年5月1日、20歳の時に、友達を誘って東京駅の丸の内口で靴磨きを始めると、1回100~500円の料金にもかかわらず、2人で7000円稼げました。
その1ヶ月後、Theory(セオリー)というブランドショップで働くことになりましたが、週2日ある休日に靴磨きを続けるうちに、靴磨き職人としてやっていけると考えるようになります。
問題は、行列を作っているベテラン靴磨き職人です。
競争を避けようと、品川駅の港南口に場所を移すと、さらに、本業で副店長に昇進して休日が固定され、決まった日に靴磨きできるようになりました。
このことにより、固定客が付くと共に、客として訪れた会社社長に自宅の靴磨きもお願いされるようになり、それがきっかけで出張靴磨きを始めます。
こうして、靴磨き職人としてやっていける自信を得た長谷川裕也さんは、2006年、22歳の時にアパレルショップの店員を辞め、靴磨き職人になりました。
その後、多くの固定客を持つ靴磨き職人になると、貯金の100万円と国民金融公庫で借りたお金を使い、2008年6月18日に世界初の靴磨き専門店『Brift H AOYAMA』をオープンします。
さらに、2017年に史上初の靴磨き世界大会『ワールドチャンピオンシップ』で優勝し、靴磨き世界一に輝きました。
靴磨き専門店『Brift H』の住所・営業時間・定休日・料金
長谷川裕也さんが経営する靴磨き専門店『Brift H』の詳細情報は、次のとおりです。
店名 | Brift H(ブリフトアッシュ) |
---|---|
住所 | 東京都港区南青山6-3-11 PAN南青山204 |
電話 | 03-3797-0373 |
営業時間 | 【平日】 13:00~20:00(L.O 18:45) 【土日】 12:00~19:00(L.O 18:00) |
定休日 | 火曜日 |
靴磨き料金 | 4000円 |
長谷川裕也さんは、路上で靴磨きしていた時は10分500円でしたが、現在は、じっくり時間をかけて靴を磨くスタイルになり、料金も4000円と高額です。
経営難を乗り越えてこの料金になったそうで、固定客は納得してこの値段でも長谷川裕也に靴を磨いてもらっています。
もちろん、クリームの開発をするなど、努力も怠っていません。
この『Brift H』は、バーのような内装になっており、シャンパンと長谷川裕也さんとの会話を楽しみながら靴磨きしてもらうスタイルになっています。
長谷川裕也さんに靴磨きしてもらいたい方は、ぜひ、ご利用ください。
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