警察犬挑戦 タック!元飼い主と捨てられた理由は?
2020年1月24日放送のフジテレビ系列『坂上どうぶつ王国』で、警察犬を目指しているタックが特集されました。
各都道府県警察は警察犬を育成し、その能力を捜索活動などに利用しています。
しかし、警察が育成できる犬の数には限りがあるため、民間の優れた犬にも嘱託警察犬になる道が用意されています。
タックも嘱託警察犬を目指している内の一匹ですが、ただの犬ではありません。
元捨て犬であり、殺処分寸前の状況から救われた犬なのです。
史上初となる保護犬から警察犬を目指しているタックの素顔に迫ります。
タックが捨て犬から嘱託警察犬を目指すに至った経緯
タックは、秋田犬とシェパードの雑種犬でオスです。
元飼い主は、米軍岩国基地に所属する兵士ですが、噛み癖が酷く、「子供を噛む」との理由で、2016年10月に生後5ヶ月で岩国健康福祉センターに収容されました。
そして、犬猫の保護活動をしている山口市在住の山本直子さんが、会員制交流サイト(SNS)を通じて保健所に入れられたタックの存在を知り助けようとしますが、警戒心が強いタックは威嚇して人に懐きません。
それでも、何とか殺処分の日の前日に保護することができました。
里親が見つからなかったことでタックを飼うことになった山本直子さんは、人に慣らすために犬のしつけ教室『柴の家』にタックを入れますが、そこで訓練士の梅野一義さんから「追跡能力があるかもしれない」と告げられたことで嘱託警察犬を目指すことにしたのです。
訓練士の末岡賢志さんにより、日々、遺留品を想定した嗅覚の訓練を続けています。
残念ながら、山口県警の嘱託警察犬の選考審査会には数回挑戦し、惜しくも不合格となっていますが、タックも山本直子さんも諦めていません。
飼い主の山本直子さんは、「タックが嘱託警察犬に合格し、捨て犬の希望の星になる」ことを望んでいます。
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