杉田秀之 ラグビー事故から12年後に富士山登頂！会社・年収は？
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2019年9月26日放送のフジテレビ系列『奇跡体験！アンビリバボー 仲間たちとの12年越しの約束SP』で、杉田秀之さんの富士山登頂成功について特集されました。
杉田秀之さんは一般人なので、多くの人がその存在を知りませんが、ラグビーの合宿中に大怪我をし、障害を負いながらもリハビリを続けて、「みんなで富士山に登る」という目標を達成したことで、ネットで大きく取り上げられている男性です。
杉田秀之さんの不慮の事故や富士山登頂の経緯、そして、現在に迫ります。
杉田秀之ってどんな人?
杉田秀之さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 杉田秀之（すぎたひでゆき）
【生年月日】 1988年4月15日
【出身地】 東京都
【身長】 173cm
【体重】 90kg
【高校】 慶応義塾高等学校卒業
【最終学歴】 慶応義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業
【会社】 ゴールドマン・サックス証券株式会社
ラグビー練習中の不慮の事故により障害を負った杉田秀之さんですが、慶応義塾大学出身ということもあり、健常者と同じように活躍できる仕事を探しました。
しかし、世の中には障害者に厳しい会社が多いという事実を突きつけられます。
そんな中、外資系証券会社の『ゴールドマン・サックス』は、実力主義に加え、障害者へのサポート体制も充実していることを知り、厳しい入社試験をパスして入社することができました。
『ゴールドマン・サックス』の平均年収は1,500万円～2,000万円と言われているので、杉田秀之さんの年収も数千万円で間違いないでしょう。
杉田秀之がラグビーで大怪我を負った経緯
2007年8月、慶応義塾大学1年生だった杉田秀之さんは、長野・菅平高原で行われたラグビー部の夏合宿に参加し、そこで悲劇に遭いました。
100kg近い体重を活かし、スクラムの柱であるプロップに入りましたが、スクラムが崩れて首に強い衝撃が加わったのです。
ドクターヘリで病院に緊急搬送され、長野市内の病院で手術を受けましたが、頸椎・頚髄を損傷していたため、医師から「生涯、歩くことはできない」と告げられます。
そして、「合宿の最終日にみんなで富士山に登る」という日程も白紙となり、ケガが治ったら富士山に登るという口約束で終わりました。
その後、リハビリを開始した杉田秀之さんですが、チームに迷惑をかけている悔しさから、ラグビー部員が見舞いに来ても嬉しくなく、やがて距離を置くようになります。
それでもリハビリを続け、2008年発足の『杉田基金』によって、アメリカ・サンディエゴで最先端のリハビリを受けると、大学4年生の時には、「最後の1年間はみんなと過ごしたい」と考えが変わり、スタッフとしてラグビー部を支えました。
杉田秀之 富士山登頂成功！！
やりました！ゴールドマン・サックスの杉田秀之が大学時代のラグビーで負った障がいを乗り越え、当時の仲間と一緒に富士山の頂上に到達。#杉田富士登山計画 がとうとう成功の瞬間を迎えました。 pic.twitter.com/PednpYxIMz
— Goldman Sachs (@GoldmanSachs) August 26, 2019
杉田秀之さんは、医師から「生涯、歩けない」と告げられながらもリハビリした結果、杖を突きながら歩けるまでに回復しました。
そして、大学卒業後はゴールドマン・サックスに入社して会社員として働いていましたが、大学時代の仲間が結婚する機会が増え、結婚式に参列した際にラグビー部で切磋琢磨した仲間たちとよく会うようになります。
その度に、仲間たちから「いつ富士山登るの?」と言われましたが、麻痺が残っている身体では無理と思い、笑って流していました。
しかし、仲間たちの盛り上がりを見て杉田秀之さんも富士山登山の決意をし、2018年3月から本格的にトレーニングを始めたのです。
2018年、サポートを受けながら高尾山でのテスト登山を成功させると、31歳になった2019年8月23日、24日の予定で富士山アタックを開始します。
生憎初日は悪天候で、6合目まで登って中止の判断が出そうでしたが、その後に天気が好転し、仲間・サポートスタッフ約100人と一緒に富士山登頂に成功できました。
12年越しに約束を果たした瞬間です。
下りは、先輩・後輩・同期がリレー形式でサポートする車いすに乗って、無事に下山しています。
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